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2021.12.4[チーム]

2021明治安田生命J1 第38節 △0-0 湘南@パナスタ

前節、王者・川崎Fにアウェイで立ち向かったガンバだったが、前半の立ち上がりと後半の終了間際に立て続けに失点を喫し、計4失点。宇佐美がドリブル突破からの「らしい」一発で一矢を報いるも、1-4と完敗。3連勝で一気にJ1残留を決めたものの、その後は2連敗と今一つ勢いの続かないガンバだが、2021シーズン最終節となる今節は現メンバーで戦える最後の試合。今季はコロナ禍の影響で開幕後直後に2週間の活動休止、監督交代やACLウズベキスタン遠征、そして夏場には怒涛の15連戦を戦い抜くなど、まさに異例のシーズンを過ごしたガンバだが、2021シーズンの最終戦はどんな時もチームの背中を押してくれたサポーターへ勝利を届けるための一戦となる。松波監督も「最後ホームで戦えるということで、サポーターに勝利を届けるために全力を尽くさなくてはいけない。」と必勝を誓い、湘南をホーム・パナスタ に迎え撃つ。この試合、ガンバは前節からスタメンを2人変更して、DF三浦とMF倉田が先発に復帰。さらに昨日、今季での契約満了が発表された小野がサブメンバーに名を連ねた。一方、山口監督率いる湘南にとってはJ1残留の懸かる一戦。両チームが「絶対に負けられない」想いを胸に戦う2021シーズンの最終節は14:03にキックオフを迎えた。

試合はキックオフから湘南ペース。7分、クリアボールに反応したタリクがペナルティエリア手前から右足でグラウンダーのシュートを放つも、このシュートは枠の左へ。13分には茨田のクロスを一度は昌子がクリアするも、こぼれ球に反応したタリクがダイレクトシュートを放つ。しかし、これは弾道上にいた見方に当たり枠外へ。19分には茨田がペナルティエリア内からシュートを放ってくるが、このシュートは東口が正面ではじく。反撃に出たいガンバは28分、宇佐美のFKに三浦が相手DFと競り合いながら頭で合わせるも、これは湘南GK・富居のセーブに遭う。30分、自陣でボールを奪われると、田中の落としたボールをタリクがミドルで狙うが、菅沼が鋭い出足のブロックでシュートはゴールマウスの上へ。34分、茨田が右のゴールライン際からふわりとしたクロスを供給するとゴール前でフリーになった大橋が頭で合わせる。至近距離からのヘディングシュートだったが、これも東口が反応。40分には湘南のCKの場面、岡本のキックにファーサイドで大橋が合わせ頭でシュートを放つが、またしても東口がファインセーブ。勝って自力でJ1残留を決めたい湘南の圧力に押され気味のガンバだったが、東口の再三の好セーブで無失点で凌ぎスコアレスで試合を折り返す。

ハーフタイム、松波監督は小野瀬を下げ、福田を投入。「ボールをもらう前の準備を早く。相手のプレッシャーを恐れずアクションを起こしていくぞ。」と後半45分の戦いへ。50分、スローインからパトリックが頭で落としたボールから、宇佐美が相手DFの意表を突くミドルシュートを放つ。強烈なボールがゴール方向へ向かうが、惜しくもクロスバーを叩きゴールとはならず。65分、湘南は細かくパスを繋ぎガンバ陣内に攻め込むと、最後はペナルティエリア内左から畑が右足でシュートを放ってくるが、これは東口がセーブ。69分、湘南もこの試合最初のメンバーチェンジを行うと、茨田と大橋を下げ平岡と町野がピッチに。勝てば自力で残留を決められる湘南は前線の選手を投入し、ゴールを狙いにくる。その後も両チーム互いに選手交代を行うと、ガンバは78分に奥野と倉田を下げ山本と小野を、一方の湘南も80分に山田を下げウェリントンを投入。試合は残り10分プラスアディショナルタイムの攻防へ。88分、湘南は最後のカードを切り、岡本と舘を下げ、高橋と石原を投入。直後の89分に湘南は左サイドの敵陣深くからロングスローを供給すると、この流れから最後は畑がシュートを放つが、東口がセーブ。湘南が両ウイングバックを起点に仕掛けて来るが、東口を中心に集中した守備で耐える。アディショナルタイムに入ると、ガンバも宇佐美が左サイドをドリブルで運び、ゴールライン際から鋭いクロスを送ると、小野が飛び込むが、惜しくも合わせることはできず。最後まで得点を奪うことはできず、試合はスコアレスのまま終了。20チームが凌ぎを削った2021シーズンのリーグ戦は12勝8分18敗の13位で終えた。