SUPPORTER
サポーター
第14回サポーターミーティング
2015年2月21日(土)第14回サポーターミーティング
2015 サポーターミーティング
本日は、お忙しい中、お越し頂きましてありがとうございます。ただいまから、第14回サポーターミーティングならびに新スタジアムの説明会を開催させて頂きます。はじめにクラブからの出席者を紹介させて頂きます。代表取締役社長、野呂でございます。取締役アカデミー本部強化本部担当、上野山でございます。強化本部、梶居でございます。アカデミー本部、二宮でございます。
企画運営、奥出でございます。事業本部、伊藤でございます。本日の司会は、松浦です。
よろしくお願いします。では、これよりクラブからの説明を始めていきます。まず、代表の野呂からよろしくお願いします。
改めまして、皆さんこんにちは。ガンバ大阪の野呂でございます。お休みにも関わらず、ご多用のところガンバ大阪サポーターミーティングにお越し頂きまして、まことにありがとうございます。また、平素より多大なるご支援、ご声援頂きまして本当にありがとうございます。早速ですが、昨年の振り返りをしたいと思います。これは皆さんご存知ですけど、もう一回感動したいなと思います。ナビスコカップでございます。成績は、7勝1分け3敗、21点得点しまして、失点は11、得失点差は10ということでございました。決勝戦のサンフレッチェ戦では、0対2から3対2に大逆転しまして、見事優勝を致しました。まず一冠ですね。
それと、Jリーグ、これもご存知の方もいらっしゃると思いますけど、ワールドカップ中断期まではご存知、16位でございました。皆さんから、又降格じゃないの?といわれましたけども、ワールドカップ中断期にチームは2回キャンプに入りまして、その成果が中断期明けから5連勝しまして、これで5位に浮上しました。1敗1分けがありましたけれども、7連勝しまして2位にあがりました。最終戦は0-0ということでございましたが、他のクラブが負けましたのでなんとか逃げ切って優勝という事でございます。
リーグ戦績は19勝6分9敗勝ち点63、得点は59、失点が31、得失点差は28、これで2冠です。
3冠目は皆さんご存知天皇杯でございますが、これは全勝しました。19得点5失点で得失点差は14でございました。決勝戦は山形さんで、彼らはプレーオフを本当に神がかり的にJ1に上がってまいりましたので、大変厳しい戦いではありましたけれども、山の神が向こうにはついているといわれましたけれども、それ以上にガンバには神様がついていて、天皇杯優勝しまして、3冠という事になりました。2000年に鹿島アントラーズが3冠を取りましたが、J1昇格一年目に3冠というのは多分もうないのではないかという歴史に残る偉業だと思っております。
この星の数を見てください、今、皆さんのユニフォームには5つの星がバランス悪くついておりますけれども、3つ加えましたら見てください、真ん中に大きな星、8つバランスいいですね。あと2つ獲ったら大きな星1個になってしまいますね。
これから経営の話です。ガンバ大阪はガラス張りの経営を行っております。このように収入は、スポンサー、券売、グッズ、軒並み13年に比べましてアップを致しました。そして、その他のところ、これが大きく上がってますけれども放映権料がJ2からJ1であがりました。そして、優勝賞金、これが足されましたので合計としましては13年度収入、27億8千万円の収入に対しまして、14年度は38億5千万という事で10億7千万円アップしました。最終の合計としましては、利益は6千万円です。
観客数は、総入場者数は15%アップ、リーグ平均は20%アップ、あとシーズンチケットもファンクラブも7~8%伸びました。あとユースの方は、Jユースカップ準優勝、ジュニアユースがベスト16でした。
2015年のスポンサーフィーとグッズに関しましては、5千万円近く前年よりアップしているということでございます。年間の収入見込みは35億円、三冠の優勝賞金を除いたら、前年に比べて一億近く正味でアップするという計画でございます。しかし、合計のところで一億五千三百万円マイナスとなっておりますのは、新スタジアムが出来ましたら、その後の指定管理料が発生しますので、地代とか管理費も秋から発生しますので、そのお金の分だけマイナスになってしまうということですが、営業努力でプラスにしたいという風に思ってはおります。
入場者数は非常に分かりやすく年間で30万人、リーグ戦平均は15,500人、シーズンチケットは7,500人、ファンクラブも3,000人アップで23,000人、タイトルですが、トップは、Jリーグ優勝を目指します。ユース、ジュニアユースは各大会ベスト4を目指します。
新戦力としましては、小椋選手と赤嶺選手と藤ヶ谷選手とユースから4人ということで補強を致しました。
スローガンは、去年はRisingGで日は又昇るでしたが、今年はMovingGと致しました。MovingGは動くという意味、感動させるという意味がございます。ガンバ大阪がさらに成長し、Jリーグ、アジアの先にある世界の舞台に立つために今シーズンも選手、スタッフが同じ目標に向かって全力を注いで一致団結という意味が一つ、そして、クラブの活動を通して、今シーズン終了後には、昨シーズンと同様にガンバ大阪に関わるすべての皆様に感動を与える、という事でMovingという風に致しました。
次にアジア戦略でございます。昨年はセレクション、インドネシア、ミャンマーでもサッカークリニック、あるいはコーチのコーチングというのを重ねてまいりました。特にインドネシアでは、8月にU-13の遠征、そして先月1月24日に向こうのスーパーリーグとトップは試合をした模様でございます。皆様ご存知かと思いますが、4対0で勝つことが出来ました。ACLの準備を少し出来たと思います。
ACLが2月24日から始まります。まずは広州富力、城南FC、そしてタイのブリーラム、ということで予選6試合をまずは戦います。目指すは再びアジアのチャンピオン、2008年以来、日本としましてはガンバが2008年に優勝してから、全く優勝クラブがでておりませんので、是非リーグあげて取り組んでいきたいということでございます。
スタジアム、秋には完成をいたします。これはまた後でご説明を致します。
あと一年、万博記念競技場を使わせて頂きます、今年が最後の年となります。又、応援よろしくお願い致します。私からは以上でございます。
ありがとうございました。続きまして、強化本部梶居よりよろしくお願い致します。
強化本部
こんにちは、強化本部の梶居です。今シーズンもよろしくお願い致します。それでは強化本部のことについてご説明をさせて頂きます。
まずは、昨シーズンの振り返り、総括と今シーズンのチーム強化の考え方について、ご説明をさせて頂きます。
まずはリーグ戦、先ほど話がありましたとおり、勝ち点63で優勝することが出来ました。
ナビスコカップ、こちらも得失点差プラス10ということで優勝することができました。
天皇杯、こちらも得失点差14ということで優勝することができました。
昨シーズン、国内大会すべての大会において、優勝争いに絡んで、なんとしても今年アジア、世界の再挑戦を目指すということで目標を立てました。先ほど、報告したとおり、その成果、目標を達成することができたということで、目標は十分達成できたかなと思ってます。ただし、昨年スタート前にチームの方で目標を立てました。勝ち点を70、得点を65点、失点を35失点という具体的な数値目標を立てました。結果としては勝ち点が7点足りなかったのと、得点が6点足りなかった。但し失点に関しましては、4つ改善できたということで、失点だけが数値の目標を達成することが出来ました。
リーグ戦の順位のグラフですけれども、赤が浦和レッズさん、青がガンバ大阪です。これを見てもらっても、毎シーズン、ガンバのスタートダッシュが遅いというのが、はっきり見て取れるのですが、やはり年間を通じてスタートから安定した力を発揮することが本当の力だという風に思いますので、そういったチームつくりをしていきたいなと思っております。
昨年度の総括です。ガンバのスタイルは、スピードとパスワークを基本にして全員攻撃、全員守備、トータルサッカーということを目標に掲げて毎シーズンやっております。昨年度の具体的な成果としては、まずは一番大きいのは守備面の修正、チームとしても守備面での修正というかこれが、2013年長谷川監督を招いて以来ですね、徹底されてきたということ、それと全員攻撃、全員守備の質が、昨シーズンは見て取れたんではないかという風に思っております。後28名という陣営ですね、1シーズン戦ったわけですけれども、その中で全員がガンバのスタイル、同じコンセプトで戦うことが出来た、ということが成果としてあげられます。なんといってもですね、やはり長谷川監督の目指すサッカー、長谷川イズムというのが浸透したシーズンではなかったかなという風に思っております。逆に課題ですけども、毎シーズンですが、試合開始15分、試合終了前15分、特に昨シーズンは前半戦折り返しのときまで、この時間帯での失点が多かった、といったことがあります。ということでゲームコントロールという共通意識、それと今年は昨年もああいう成果を残しておりますので、当然追われる立場になっております。そういう中で分析の力が当然必要になってきます。個の力もそうなんですけども、相手チームの分析というのもしていかなければならないというのが課題として上がっております。それと、やはり強く魅力あるチーム、欠かせないのが若手の台頭、毎シーズン、あれこんな選手がいたの?という選手が出てくることによって、チームというのは活性化されるという風に思っておりますので、こういった若手選手の台頭、これも今後継続された課題となっております。この課題の集約として、ガンバのスタイル、戦力の維持、これが大きな当面の課題かなという風に思っております。
今シーズンのコーチングスタッフの体制です。今シーズンも長谷川監督以下、以上のコーチングスタッフで戦います。今シーズン新たにですね、テクニカルな部分で和田一郎さんを招聘しました。和田さんは、ご存知の方もおられると思いますが、2000年からJFAのテクニカルスタッフという形で、岡田監督の時代からずっとチームをサポートしていた方です。彼は基本的にテクニカルという事で、分析に長けた指導者であります。ACLを今年戦いますけれども、必要な戦力ということで、招聘しております。
次にチームスタッフの体制ですけれども、これは昨シーズンとほぼ同じ陣営でサポートしていきます。ただ、通訳のところでですね、韓国語の通訳がいましたが、今年から強化のほうに加わるということで、現場から外しております。
次にチームの編成、今シーズンも28名、少ないかと思われますけれども、昨シーズンと同じ28名でスタートさせております。新たに加わった選手はですね、ユースから妹尾選手、嫁阪選手、平尾選手、そして林選手、この4名と、仙台から赤嶺選手、横浜から小椋選手、磐田から藤ヶ谷選手にカムバックして頂きました。この28名でハードなスケジュールになりますけれども、戦っていきたいという風に思っております。
次にチーム強化方針です。これは毎シーズン変わりません。先ほども触れました、全員攻撃全員守備のトータルサッカー、これを継続していくと、それと内製化を機軸としたチームつくりを目指すということ、それとアジア、世界を視野にいれた戦う集団、勝ちにこだわる集団、こういったチームづくりをしていきたいという風に思っております。この3つの方針を柱に、今シーズン7つのタイトルがありますけれども、今シーズンもすべてのタイトル、優勝を目指しながら、なんとしてもACLを狙っていきたいという風に思っております。
今年も皆さんでもう一度あの感動を分かち合いたいという風に思っておりますので、今シーズンも是非よろしくお願い致します。ありがとうございました。
ありがとうございました。つづきまして、アカデミー本部二宮より説明させて頂きます。
アカデミー本部
アカデミー本部の二宮です、今年もよろしくお願いします。
一番目に昨年度に統括、二番目に今年度の取り組みという事で説明させて頂きます。
ユースからトップに4名の選手が昇格、これが昨年の一番大きな成果だと思っております。昇格するのだけを目的とするのではなくて、昇格してトップで活躍できる選手をさらに育成したいと考えております。
これは各カテゴリーの成績、選手の昇格です。ジュニアは小学生から中学生に目標3名のところ5名昇格しました。昨年、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸も参加している大会で見事に優勝しまして、世界大会に出場しました。ジュニアユースのチーム成績はベスト16が最高でしたが、高円宮杯では、優勝したFC東京と内容はほぼ互角の戦いをしていました。ユースにつきましては、Jユースカップ、プレミアリーグでは優勝は出来ませんでしたけれども、最終2位ということで終わりました。
指導者の教育も非常に大切だと考えております。上野山が中心となりまして、二つの研修会を開催しました。アカデミーの講習会では、ガンバのコーチ25名を対象に言葉の大切さ、問いかけなどの内容で年間21回開催しました。また、地域の研修会にはガンバ門真・堺地域の方に参加して頂きまして、人数にしましたら40名~50名で年間13回開催しました。この二つの研修会を合計34回実施し、指導者のレベルアップを図っております。
次に普及活動ですけれども、ジュニアに関しましては、豊中・万博・枚方の3つで活動しております。又、スーパーエリートでは小学校4年生、5年生、6年生の各20名をセレクトしてトップチームで活躍できるよう、昨年から実施しております。その他のところで、夏休み等を利用しまして、親子で参加出来るようなサッカークリニックを実施しております。
基本的な考えとしましては、サッカーを通して秀でた人間育成を図りながら、トップチームで活躍できる選手の育成を目指したいと思います。
これは育成年代の選手ということですが、2015年度4月の計画では、総勢1,808名ジュニアは、豊中を含めて5つのスクールを展開しており、1,435名がおります。ジュニアユースは、ガンバ大阪・ガンバ堺・ガンバ門真3チームあり349名、そしてユースは44名です。トップチームアカデミー出身者は31名中17名です。
世界で通用する選手を育てる為には、良い環境、良い選手、良い指導、このような3つの要因が必要と考えます。2月1日付けで一番右の宮本さんはU-13のジュニアユースのコーチとして活躍されております。
今年度の取り組みです。ユース、ジュニアユースで共通しているのは選手教育を徹底していきたいと思います。ジュニアユースにつきましては、3月に3年生、U-13につきましては7月8月を利用してアジア遠征を予定しております。ユースにつきましては、9月にメキシコの国際大会に参加する予定です。
各カテゴリーにつきまして、ジュニアからジュニアユースには最低2名昇格、そして大阪の大会では優勝を目指します。ジュニアユースについては、ユースに8名の昇格、そして全国大会では優勝を目指す。ユースにつきましては、最低2名はトップチームに昇格させ、全国大会では常にベスト4以上を目指していきたいと思っております。
普及活動について、スーパーエリート、3スクールの充実を図っていきたいと思っております。
また、地域に根ざした活動も大切だと考えております。まず、おとなのクリニックを万博とそして、枚方でも開催します。また、「Gスカンビオ」という障がいを持っている方の一日も早い社会復帰ができるような活動もしております。そしてサッカー教室と、このような保育園訪問では茨木・吹田の保育園に7名が訪問しております。そしてゴールキーパークリニックは、小学校5年生6年生を対象として、春秋開校年間8回ずつ開催しております。
スタジアムに関連しまして、一番は子どもから老若男女まで生涯体育としてできるような場を提供できるようにと考えております。二つ目に講習会も開催したいです。そして3つ目に国内・国際大会が出来ないかなという風に考えております。
アジア戦略としましては、国際経験という事で、これは昨年U-13がインドネシアへ行った様子です。2番目国際交流としましては、ミャンマーにおきまして、アカデミーノウハウの提供だとか選手、指導者クリニックをミャンマーとインドネシアで開催しました。
最後にですがU-17・18代表経験のあるガンバユース所属の4名の選手です。以上でアカデミーの報告を終わります。ありがとうございました。
ありがとうございました。続きまして、企画運営奥出より説明させて頂きます。よろしくお願いします。
企画・運営部
皆さんこんにちは。企画運営の奥出と申します。本年もよろしくお願い致します。私のほうから担当の広報の関係と試合運営の関係とアジア戦略の関係を報告させていただきます。今日もここにお集まりいただきましたけれども、万博記念競技場、本年で最後の年となりました。是非、最後の年にふさわしく皆さんにご来場いただいて思い出に残る一年にしたいと考えております。そして2016年から新スタジアムで試合を開催させていただきたいと思っておりますので、是非その移行の準備として、本年は進めてまいりたいと思います。
広報の関係から一年中の取り組みを報告させていただきたいと思います。まずは、集客に結びつける強化として、ホームページをリニューアルさせていただきました。そして二つ目にクラブの露出を高めるという事で公式ツイッターも実施し、多くのフォロワーの参加も頂いております。そして、広報物の追加、販売増という事で、Gマガジンの昨年のナビスコカップ優勝の特別号は即完売となって、三冠の影響もあって広報物の販売等にも貢献させていただきました。
2015年の取り組みですけれども、先ほど言いましたとおり、この2万の万博競技場が4万人の新スタジアムになるということで、新スタジアムの集客につながる広報、本年度も数多くのお客さんに来ていただく広報に結び付けていきたいという風に思います。現場での協力をしながら、いろいろな施策を行い広報につなげます。二つ目は、それぞれの広報物のイメージを統一して、イメージの向上につなげていきたいというふうに思います。3点目は昨年もありましたが、広報物からファンの拡大をしていきたいという風に思います。とりわけ地元のホームタウンを中心として、フリーペーパー等の広報物、また市の市報を含めてサポートをしていって少しでも多くお客様が来場いただけるように進めたいと思います。
試合運営ですが、大きくは先ほども言いましたように、安全・快適な万博スタジアムを最後の年として追及をしていく、そして、新スタジアムに向けた準備、運営マニュアル等々、本年度中に来シーズンの新スタジアムについて作り上げる、という風に進めてまいりたいと思います。
試合運営では大きく3点の活動をさせていただきました。昨年、熱中症対策ということで大阪大学さんの協力を得て、スタッフの皆さま、お客様へGビジョンにて暑い夏を乗り切るための対策をさせて頂きました。また、スタジアムの分煙ということでAホーム裏の喫煙所を撤廃させていただいて、ハーフタイム時にE入口付近に喫煙所を設置させていただきました。そして、大阪国際大学さんの協力を得てエンジョイパークの充実を進めてまいりたいという風に思います。
これは基本的な考え方ですけれども毎年同じような考えをしていますが、一つは皆さまが安全で事故なく危険のないような試合運営をしていく、そしておもてなし、礼儀、感謝の姿勢をもって進めていく、そして来ていただいたお客様の快適、清潔さの向上を進めていく、来ていただいたお時間を楽しく過ごしていく、この大きな4点を機軸にしております。
安全面ではですね、ACL等々も入ってきますので、スタジアム内のセキュリティー、巡回の強化に努めてまいりたいという風に思います。礼儀、おもてなしについては、われわれも含めて会場の中のスタッフも含め、接客の向上に努めてまいりたいと思います。それと大阪国際大学さんを中心としたファンイベントの充実を図って行きたいと思います、あと快適面では、スタッフが巡回を含めて清掃時間に努めてまいりたい、そして2015年最後の万博にふさわしい一年間にもって行きたい、そしてまた来たい、また来年も、新たなスタジアムで行きたいと思えるような活動を進めて参りたいという風に思います。
最後にアジア戦略ですけれども、昨年2014年からやっとスタートを切ることが出来ました。アジアにガンバ大阪のプレゼンスの最大化を図っていく、まずはアジアにビジネスを拡大して、そしてファン、パートナーを作って拡大して収入増に結び付けて、それがチーム強化につながる、こういう成長のスパイラルを築き上げて進めてまいりたいという風に思っております。
2014年からスタートした内容が、この内容であります。ご存知の通り、昨年の2月、ユースのセレクションをさせて頂いて、最終的には昨年3名の方が日本に来て頂きました。合格には至らなかったですが、セレクション企画をさせて頂きました。そして去年の8月にU-13がインドネシアに遠征させていただいて、過酷な状態を経験して、いい経験を、そして向こうでもサッカー教室を開催させて頂きました。3つ目は経済産業省のプロジェクトとして、パナソニックさんとガンバのグッズ、コラボの案内をして頂きました。そして4番目のミャンマーでサッカー教室の協賛もさせて頂きました。最後は、本年の1月にパナソニックカップということでインドネシアにてトップチームが試合を行い、4-0で勝利しました。昨年はこのようにアジアの方への進出をさせて頂きました。少しずつですけれども、活動をさせて頂いております。
今年の計画として、アカデミーの方で現地の優秀な選手3名に来ていただいて、交流を深める、さらに8月にはアカデミーが遠征をする、サッカー教室をする、インドネシアを中心としたクラブとの交流も深めて、現地に根付いた活動をスタートさせて頂きます。考えはそこに書いてありますとおり、まずは現段階でのパートナー、ファンの皆様への貢献、それとファンを拡大して、現地のファンの方が日本に来場されて、ガンバの試合を見ていただき、こういう新スタジアムの顧客獲得に貢献していく、アカデミーもアジアの方にも展開していく、こういう事でアジアにも世界にも活動できるクラブ、世界にも通用するクラブという風にまい進をしてまいりたいと思います。これで、企画運営の報告を終わらせていただきますけれども、一部ご質問等々があった内容について、ご案内をさせて頂きます。
サポーターミーティングですけれども、年2回開催させていただいてましたけれども、本年から年1回の開催にさせて頂きたいということであります。基本的にクラブの考えは、クラブとファンの皆さんと情報の共有化をしていく、これは今までもこれからも変わらない考え方であります。そしてサポーターミーティングとして、このように同一のところに集まっていただくということは年一回とさせて頂きます。開幕前の2月ごろに、今年の活動はこういう風にしていく、皆さんにご説明をさせて頂いて共有化を図らせていただきたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。私の報告を終わらせていただきます。
ありがとうございました。続きまして事業本部伊藤の方から説明させて頂きます。よろしくお願いします。
事業本部
事業本部の伊藤でございます。よろしくお願いします。いわゆる事業になりますので、お金を稼がせていただくのが中心です。
スポンサー、ホームタウン、グッズ、券売、ファンクラブという形でこの5個のカテゴリーに対して推移しております。2013年がJ2という事です。一番目立っている合計という所を見ていただきたいのですが、J1であった2012年と昨年の収入が約2億7千万円上がったと見ていただければと思います。昨年のスポンサーのところも、2013年J2の時から比べますと62社から64社ということで、社数は特に大きくは変動はないんですが、その中で高い収益性にこだわりながらやってまいりました。そこで2013年と2014年を見ていただきますと、2.1憶ぐらいがあがったという形になっております。ホームタウンのところ、いろいろな施策をしながら、やってまいりまして2014年のところはガンバシストというものを出来る限りやっていきたい、2013年はJ2でいろんな施策を見てまいりました。いろんな活動を肌で感じる、地域の皆さんから頂くお金で成り立っているってところで、お金を地域の皆さんから頂くという感じで活動をしております。本年度は、アカデミーのほうであったり、エコロジーであったり、ホームタウンでの活動であったり、子供たちと4つのところで、販売をしながら4,000万円を目指すというところで、一つのスポンサーで3万円とか10万円でも、地域の皆さんから頂いたお金を地域に還元するという地域での動きもしているということで、実はJ2で学んだことがすごく生かされていて、地域の皆さんに賛同いただけるという風になってまいりました。券売も昨年、一昨年のところをくらべて頂きますと、金額でも非常に大きく飛躍してきます。グッズは、もう分かりやすく3億を目指しながらやっております。2009年の天皇杯以来、久しぶりのタイトルを取れたという事で、改めてタイトルをとった上での価値とわれわれはいかに地道にグッズを皆様からのご意見を聞きながらやっていかいないといけないというところで邁進していきたいという形で考えております。ファンクラブの会員は、2万人を超えました。ずっと18,000~19,000人のところを推移しておりましたが、ある意味ガンバが地道な活動をしてきて、20,000人というのが一つのハードルでございました。その20,000人のハードルがいよいよ、昨年超えましたので、まずは23,000人、次の飛躍は2016年の大きなスタジアムになりますので、又同じようにこれを3倍、4倍にしていかなくちゃいけないなという形で進んでいく形でございます。
基本的なスポンサー67社ありますので、満足度の向上、いかに新しいスタジアムでの付加価値をつけるかという形になります。皆さんご存知のLED看板、電飾の看板をいかに活用するかということであったり、大型映像も利用しながら付加価値を高めていきたいというところであります。それのみにならず、新しいところではビューボックスという価値ある、そこもみなさんにいかに喜んでいただくかというところもあります。3つ目は、先ほどの奥出からもありましたが、アジア戦略です。ガンバがインドネシアに行って、インドネシアは日本の倍の人口がおりますので2億5千万人との価値とアジアの中でのガンバのプレゼンスを高めるという活動をやっております。ガンバビジネスクラブというのは、スポンサー同士の交流という形になるんですが、交流をやるからさらにアップということで、こういうところも進化していきたいというふうに思っております。
ホームタウンは2004年から非常に強化してまいりました。ホームタウンをここの吹田、茨木、高槻、豊中4市を中心にしてまいりましたが、できればこの周辺のところもプラスアルファして、しっかりやっていきたいという形で思っております。後援会もいろんな形で選手の後援会だったり、府庁の後援会だったり、地元の後援会であったり、いろんな形のところでやっているので、できれば新しいスタジアムで地域の統一していただくというのも、検討いただきたいなという風に考えております。ボランティアであったり、ホームタウンのデータのところはやはりデータ管理というところが、われわれの中で大きな課題になっていくと考えております。
券売のところはやはり企画販売をしっかりしていかないといけないというところと、データを皆さんから頂いたところを迅速に対応していくかというところをやっていく形が必要となっております。では、QRチケットをいかに使っていくかというところと、ガンバはQRチケットが大きな価値があるといっていますが、8~9%しか活用されていない。これはスペインであったり、イングランドであったり9割がICチップが入っている、今後はQRチケットの利用率を上げることができればお客様の利便性が高まるのではないかという風に考えております。新スタは指定席のところと、皆様の付加価値が高まるところを開発していきたいという風に考えております。
ファンクラブはまず来場者一回目のサポートしていただくところになりますので、応援タオルマフラーも選手が入場時に、ガンバはすごく統一感があるなといわれますが、この企画がうまくはまったという風にかんがえております。これは引き続き継続させて頂きますし、次のスタジアムにも継続していかなきゃいけないという風に考えております。ファンクラブの20,000人を超える皆さんの満足度強化をしていかないといけないという風に思っています。
最後はグッズです。グッズはわれわれの考えと皆さんからの希望等を聞きながら、いかにいいものを作り上げるかという形になります。スタジアムだけだったらいいけど、普段は着れないなあとか、こんなところで着れればという要望もありますし、より選手に近いグッズをというところもありますので、そういうところもさらにアップしていきたいと思います。当然、アイテム数が限られていた部分は、アイテム数も増やしながら、そこをいかにオンラインで全国のみなさんに購入してもらうというところと、来て頂いた方は限定の商品で楽しんでいただくという、というのも一つ考えております。新しいスタジアムにいきますと、本当に大きいショップができますので、そこに来ていただいて、ああやっぱり新しいのできたっていう商品を常に考えて、お客様の満足度を高めていきたいという風に考えております。特に今年は古きよきこの万博スタジアムを使う最後の年になるであろうと思います。新しいスタジアムに来年行った時には、環境も変わりますし、皆さんに喜んで頂く、当然飲食のところも充実させて頂く、グッズの販売もとなりますので、いかに16年に向けて今年どう進めていったらいいかという風に考えておりますので、また皆さんからご意見を頂きながら、クラブを成長させていただければと思います。以上となります。ありがとうございました。
質疑応答
-
Q
大阪市から伺いましたワタナベと申します。よろしくお願い致します。ちょっと3冠とかいい話に水をさすようで申し訳ないのですが、社長、イタリアのセリエAのパルマってご存知ですか?昔からイタリアの方にあるチームなんですけれど、ニュースを見ていたら、そこのチームが破産するというようなニュースが出てて、いろんな理由はあるんですけど、なんや親会社がどうも厳しくなったんだという話があるみたいなんですね。みんな、分かってることでガンバ大阪はパナソニックのチームです、いろんな意味で。今後パナソニックさんとどういうお付き合いをしていくのか、もちろんきった方がいいというような話ではないんですけど、今後例えば自分らで頑張ってやりますからとかまたパナソニックさん復活したらお願いします、みたいな感じでいけるのかとか、あるいはもっとパナソニックさんと一体になって、チームが強化されていくのか、何かお考えがあるのなら教えていただきたいと思います。
-
A
親会社の経営につきまして、パナソニックは2012年・13年は7,500億円を超える赤字で、本当に持てる資産もマイナスになってしまったというのは、皆さんご存知の通りですけども、14年は復活しまして、営業利益が3,000億円以上でると思います。そして来年は、それ以上の決算になると思います。パナソニックが早々傾くことはないと思っております。むしろガンバのほうが一年一年がんばることになると思うのですが、ガンバとしてはむしろ、「自立」したい。新スタジアムを立てる理由として、キャパシティを大きくして観戦環境を良くしてお客様により喜んでいただき、スタジアムを満員にしていただき、収入を増やすことが出来れば、自立が出来ます。目指すは、完全自立することと、アジアでも有名なチーム・スタジアムになることです。
-
Q
アベと申します。今年、藤ヶ谷選手が戻ってきて、木村選手が引退したのですが、サポーターの私から見たら、木村選手を戻してあげたい、と思うんですけど、若い選手を切ってベテランの藤ヶ谷選手を入れたクラブの意図を教えてほしいです。
-
A
藤ヶ谷選手と木村選手の件について、昨シーズン終了後に契約交渉を始めましたが、GKのところで、東口選手が加入し、神がかり的なスーパーセーブを連発して日本代表にも入りました。そういった選手がいる中で、GKは大事なポジションであると改めて感じました。GKの補強をしっかりしようとした中で、河田選手が甲府に移籍という決断をしました。その穴をどのように埋めようかと考えた結果、木村選手は残すということで本人にもオフ中に話をしました。本人はこのままサッカー選手を続けるのが良いのか、別の道へ進んだほうがいいのか今後のことを考えており、シーズンが始まる直前にここで選手を引退させてほしいという申し出が本人からありました。そこから補強に乗り出し、ACLを戦った経験のある藤ヶ谷選手を獲得したという経緯になります。
-
Q
愛知県から来ましたコシロです。今年なんとしてもACLを獲って欲しいんですけど、それのアジアにアウェイとして戦いに行く中で皆さんも知っていると思いますけども、ISLEの人質事件がありまして、そういう警備だとか安全にやっていくっていうので何か考えられていることがあったりだとか、運営上進めていくというのがあれば、教えてもらいたいと思います。
-
A
ACLのアウェイの対策について、ガンバは過去にもACLを戦った経験があるので、アウェイの運用に関してはある程度のノウハウはあります。しかし、近年の海外での事件が発生していますが、その対策としては、ガンバだけではなくJリーグ、AFCとも協力してチーム、サポーターの安全の確保を行ってまいります。
以上