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試合日程・結果

AWAY
明治安田生命J1リーグ 第14節
2022.5.21(土) 14:00キックオフ
vs.セレッソ大阪
ヨドコウ桜スタジアム
セレッソ大阪
ガンバ大阪

2022.5.20[チーム]

[プレビュー]三度目の正直。敵地のダービーで今季初の3連勝をつかみに行く

ルヴァンカップの鹿島戦から中2日で迎える大阪ダービーはガンバが上昇気流に乗る上で、大きな意味を持つ一戦だ。
リーグ戦では前節の柏戦を1-0で勝ち切り、今季初の2連勝。現在10位のガンバだが、今回の大阪ダービーで勝利すれば今季の目標の一つであるACL圏内が一気に視界に入って来る。
「まだ順位や勝点は意識していなくて一戦一戦、目の前の試合を大事に、とにかく勝つ試合をする」と前置きしながらも、片野坂監督はこの一戦が持つ重要性をこう話す。
「今、連勝している勢いもある中、ダービーで勝つことで更に勢いは増す。今後のシーズンに向けての大きな勝利をつかめる大事な試合になる」。

南野らユース組2人を含め、ターンオーバーで挑んだ鹿島戦は3失点したものの、現在リーグ戦では3試合連続で無失点中のガンバ。攻撃面ではまだ指揮官が目指すスタイルの完成を見ていないものの、守備戦術に関しては徐々に成熟度が高まりつつある。
無失点の3試合全てで先発しているギョンウォンも徐々に韓国代表CBとしての力を見せ始めているが「試合に出ている選手全員の守備意識が高い。守備陣だけでなく、前からの守備もここ数試合は徹底されている」(ギョンウォン)。
中2日の連戦だが、大阪ダービーという舞台の重みが選手をタフに走らせるはずだ。
アウェイで行われたルヴァンカップの大阪ダービーでは、通算56回目の顔合わせで初のスコアレスドロー。敵のゴールをこじ開け切れなかったが、いかなる形であろうと求められるのはゴールである。セットプレーでは現在、公式戦3試合得点を奪っているガンバだが、スカウティングによる攻略も狙いの一つ。「監督やコーチが準備した戦術や立ち位置を聞いて実践していることが、最近の得点にもつながっている。自分にチャンスが巡ってきたらきっちり決めたい」とギョンウォンは神戸戦の再現を虎視眈々と狙っている。

相手は現在8位、勝点はガンバと同じ17だが直近の5試合は1勝2分2敗という状況だ。縦に速い攻撃も持ち合わせており、清武や今季2得点のブルーノ メンデス、アダム タガートら前線に侮れない選手を揃えている。とりわけ片野坂監督が警戒感を見せるのはやはり清武。「前線の選手をうまく使っているのも清武選手。チーム全体で管理したい」と片野坂監督も言う。
怪我人や新型コロナウイルス感染症の影響で、今回の大阪ダービーも総力戦で挑むガンバだが、監督として3度目となるダービーに挑む指揮官がチームの思いを代弁する。「ルヴァンカップの悔しさが残っている。そのリベンジも今回のリーグ戦では晴らしたい。大阪ダービーではガンバが強いということを示さないといけないし、勝つことがすごく大事になる」(片野坂監督)。
敵地で、ガンバの強さと意地を示す時がやって来た。三度目の正直で、今度こそサポーターとともに歓喜の時を迎えてみせる。