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明治安田生命J1リーグ第22節
2022.7.16(土) 19:00キックオフ

vs.セレッソ大阪

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2022.7.15［チーム］

［プレビュー］負の歴史にピリオドを。大阪ダービーでガンバのプライドを示す

リーグ戦で連敗を喫し、天皇杯のラウンド16でも鹿島に敗れるなど苦しい状況が続いているガンバ。ただ、過去ガンバには大阪ダービーをきっかけに苦しい流れを変えてきた記憶が残っている。
「ここ数試合思ったような結果が残せず残念な結果が続いているが、ここで諦めたり下を向く時間はない。今の状況を変えるために是が非でも勝利しないといけない。ターニングポイントにできるように皆と頑張りたい」と話すのはパトリックだ。

前線からアグレッシブなプレスを繰り出し、敵陣で人数をかける一方でボールも握って揺さぶる時間帯も作るのが今、ガンバが目指す方向性。ただ、戦術やチーム事情以上にダービーで問われるのは、メンタリティの強さである。
「勝てていない中で連戦でもあるけどダービーとなったら関係ない。ダービーは特別だし、1人1人が持っている以上のパワーを出せるように練習できた」と東口も言う。
相手は強度の高いサッカーを志向しているが、ガンバとしても目指すのは攻守両面でアグレッシブに戦い、局地戦で戦い抜くサッカーだ。
快勝した広島戦で見せたように全員が走り抜き、チャンスにはリスクを恐れずに相手ゴールに迫る戦いを、サポーターの前で見せるのみである。

9連戦目の締めくくりとなるダービーに向けて、ガンバにとってのポジティブな要素は二人の新戦力がデビューを果たす可能性があることだ。
元日本代表の鈴木と、アカデミー育ちの食野はダービーから出場が可能になるが片野坂監督も「戦える準備はできている。プレーも試合に出られる状態になってきたと思うので、チャンスがあればどのようなタイミングで行くか、少し考えながら、プランを練った中で戦いたい」と2人の起用をプランの中に入れている。

相手は4バックと中盤の4人を含めて全員がハードワークし「結果も出ているし、チームとして規律があってまとまっている。皆がハードワークして一体感を持って戦っている」と片野坂監督も話すが、天皇杯の鹿島戦でも前半は再三、決定機を作っていたガンバ。勝負どころでの決定力と、ゴール前での粘りの双方が求められる一戦になるが、ベンチ入りする全員の力を重ね合わせて、勝点3だけに邁進したい。

一方、相手は現在リーグ戦で6位。直近の4試合は1勝3分という状況だが、小菊監督が目指すスタイルは浸透済み。4得点の加藤と3得点の毎熊ら日本人アタッカーは当然警戒すべき存在だが、とりわけ気をつけたいのはアウェイの対戦時に苦しめられたボランチの奥埜。ボランチながら3得点を決めており、ガンバとしてもケアが必要な選手である。
今季、公式戦で1分2敗とダービーで後れを取っているガンバにとって、今季最後となるダービーは「負けられない戦い」でなく「勝つしかない戦い」だ。
ガンバのプライドを知る守護神は言う。「過去は関係なく明日にどれだけプライドを持ってやれるかどうか。自分たちが歴史を作っていく強い気持ちを持った選手が試合に出る」（東口）。
サポーターと共に勝利を手にするのはガンバだ。