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明治安田J1リーグ 第25節
2025.8.10(日) 19:00キックオフ
vs.ファジアーノ岡山
パナソニック スタジアム 吹田
ガンバ大阪
ファジアーノ岡山

2025.8.9[チーム]

[プレビュー]積み上げてきた成果を見せる時。岡山相手にリベンジを果たし、3連勝へ

リーグ戦で今季初の逆転勝利を収めた川崎F戦から約3週間のインターバルを挟んで、ガンバが戦いの舞台に戻ってくる。
「確認したことはどこにスペースがあるのか、5枚の相手をどう動かすか、どのような道のりで前進していけるかを選手と共有してきた」とポヤトス監督はチームで取り組んできた狙いをこう明かす。

8月以降、リーグ戦での巻き返しを目指すガンバだが、不可欠になるのは5バックで最終ラインのスペースを埋めてくる対戦相手をこじ開ける作業。岡山戦以降、町田や広島、横浜FCといった5バック気味の対戦相手が待ち受けるだけに、岡山戦はガンバにとって試金石となる一戦だ。
ガンバのストロングポイントでもあるウェルトンや山下を警戒して、最終ラインのスペースを消してくる相手も多いが、岡山戦で問われるのは最終ラインからのビルドアップを含めて、共通理解を持ちながら、攻略する作業である。
「ボールを保持して自分たちがゲームを支配する時間を長くすることにはこだわってやってきた」と三浦も話すが、切り替えも速く、粘り強い守りを見せてくる岡山は、一本調子の攻撃では崩せない。

この試合から、GKが手でボールを保持する時間を8秒までに制限する、いわゆる「8秒ルール」が適用されるが、一森が攻撃の一歩目となりながら、ボールを動かし、主導権を握るのみだ。

もっとも、雨が予想される一戦だけに、試合の入りは要注意。「岡山は守備も固いので先に失点すると難しくなる。立ち上がりに相当のパワーを持って入ってくるチームなので、そこはセーフティにしたい」と半田も警戒感を口にする。
前線からハイプレスを繰り出すだけでなく、切り替えも速い岡山だが、ガンバは今季ホームで勝利した試合の多くで見せてきた、ボールを効果的に動かすスタイルで攻略するのみだ。

一方の岡山は現在、2連敗中。前節は神戸に1-2で競り負けているが、前節を終えて今季の昇格組の中では最上位となる12位につけている。
かつてガンバで選手としてプレーし、2021シーズン途中からコーチも務めた木山監督は岡山に確固たるスタイルを植え付けているが、やはり警戒すべきは2列目やサイドのアタッカー陣だ。最前線でポイントになるルカオはJ1屈指のフィジカルの強さを誇るが、三浦も「前線に割り切って長いボールも入れてくる攻撃が多いと思う。そこでしっかりと起点を作らせずに相手のリズムを出さない」と力を込める。
三浦の先発復帰後、2戦勝のガンバだが、ルカオを封じた後のセカンドボール対策も不可欠になるのは言うまでもない。

6月のW杯アジア最終予選でA代表デビューを果たしている佐藤はチーム最多の4得点をマークしているが、マッチアップする半田も「岡山の左サイドは江坂選手もいるし、キーになる選手が複数いるのでそこを抑えられたら、相手の攻撃も少し落ちてくる」と半田らしい鉄壁の守りでシャットアウトするつもりでいる。
「この一戦は我々にとって非常に大事な試合になる」(ポヤトス監督)。アウェイで敗れたリベンジを果たし、ガンバが夏場の巻き返しに向けてまず、リーグ戦3連勝を目指す。

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