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2024.8.6[チーム]

[プレビュー]FC東京戦はリスタートの第一歩。FC東京に勝って、町田追撃に勢いをつける

2週間のインターバルを終え、ガンバが戦いの舞台に戻ってくる。
前節の湘南戦は敗れたものの、依然、首位町田を勝点5差で追うガンバにとって、ホームでの戦いは毎試合勝点3を積み上げることが挑むべきミッションとなる。
「今シーズンはホームであと7試合あるので、そこで勝てれば優勝も近づくと思う。ホームで勝点3を取れるように意識して戦っていきたい」と山下は力を込める。目の前の戦いに集中するスタンスに変わりはないが、上位での戦いを続けるためにも不可欠なのはホームで勝つガンバを見せ続けること。レアル・ソシエダとのプレシーズンマッチを終えた後、心身をリフレッシュしただけでなく、戦術的にも積み上げを図ってきた成果を見せる場が、今回のFC東京戦になる。

今節はエースの宇佐美が累積警告によって出場停止。またパリ五輪開幕直前にU-23日本代表で負傷した半田も不在となるが「チームとして戦い方は変わらないけど、試合に出る選手によってその特徴は違う。その特徴を生かしながら、今トライしていることを積み上げたい」と黒川は話す。
今季のガンバの大きな強みはウェルトンと山下の両ワイドを生かした縦に速い攻撃だが、シーズン後半戦に向けて必要になるのが、より効果的にボールを保持する戦い方である。
「SBとワイドの選手の関係性を良くすることに力を入れた」とインターバル期間の取り組みを明かしたポヤトス監督だが、アグレッシブにボールを奪いに来るFC東京相手にも真っ向勝負で挑むのみ。

「夏場を乗り切る上でボールを持ちたいが、ただボールを保持するだけでなくフィニッシュに向かうボールの持ち方をこの中断期間中にやってきた」と福岡も話す。
決定的な仕事をするだけでなく、ボールの預けどころともなる宇佐美は不在だが、最前線で起点になるジェバリや、ライン間で巧みな動きを見せる坂本も好調を維持している。
「FC東京はハイプレスで前から来るチーム。その分背後にスペースができる」とジェバリは起点としてもフィニッシャーとしても攻撃を牽引するつもりでいる。

一方のFC東京は現在7位。直近の4試合は1勝3敗という状況だが、ホームでガンバに敗れた借りを返すべく、リベンジに燃えてパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくるはずだ。「FC東京は力強いチームで良い選手がいる。相手の監督はいつも、自分にとっても難しい試合にしてくる」とポヤトス監督も警戒感を口にする。パリ五輪に出場したU-23日本代表の荒木はチーム最多の6得点を決めており、5得点中のディエゴ オリヴェイラとともに警戒が必要な選手だが、他にも俵積田など警戒すべきアタッカーが揃っている。
「相手のカウンター対策が1つのポイントになってくる」と福岡も話すが、7月末に新たにキャプテンの一人に指名された元ガンバの高もボールハントに燃えてくるはず。不用意なロストは禁物になる。
宇佐美は不在だが、ホームのサポーターの後押しとともにガンバが勝利でリスタートを飾る。