NEWS
ニュース
2025.4.29[チーム]
PICKUP PLAYER MF10 倉田秋『ギリギリのところでしぶとく、必死に戦って勝ちを引き寄せる。』
前節・FC東京戦は悔しい結果に終わりました。立ち上がりからFC東京がシンプルに蹴って、セカンドボールを拾うというふうに、いつもとは戦い方を変えてきた中で、少し適応するのに時間がかかってしまいました。セカンドボールを拾う強度や、出足の速さのところで上回れてしまったのも劣勢になった理由だと思っています。20分過ぎからそうした相手の戦い方にも慣れて、イーブンの戦いに盛り返すことはできましたが、上回るには至らず…。チャンスで一本決めて、先制点を取れていればまた違った展開になった気もしますが、そうはならず、後半も大きくは流れが変わらなかった中で先制点を許し、畳み掛けられてしまいました。
その中で、僕自身は、80分からボランチとして出場しました。自分たちがボールを持ち始めていた時間帯だったので、うまくバランスを図ることを意識してピッチに立ちました。ただ、1失点目のカウンターは一番警戒していただけに、そこを止められなかったのは、もう少し違う対応があったかもしれないという反省が残りました。また、ビハインドを追いかける状況下で、点を取るために前がかりになったとはいえ、2、3失点目ともに後ろに人はいたと考えても、自分を含めて、もっと強くボールにアプローチをかけるべきだったと思います。
その反省点は、今節の京都サンガF.C.戦にも絶対に活かさなければいけないと思っています。京都は、シンプルに、前線のラファエル エリアス選手や原大智選手を目掛けて放り込んだところから、セカンドボールを拾って前に繋げてくるという戦い方で、いつも肉弾戦になることからも、インテンシティや強度、セカンドボール、球際、切り替えのところで負けていたら話にならない。京都は首位を走る勢いのままに、思い切ってプレーをしてくると想像しても、強い気持ちで試合に入ることが第一だと思っています。また、点を取るためには、マンツーマン気味にはめてくる京都の守備に対して、相手が嫌がるスペース、裏のスペースをしっかりチームで共有し、突き続けられるかも大事になってきます。そのためには、ここ最近の試合で少し失っている、各々がミスを恐れずに、どんどんチャレンジする姿をしっかり示したい。また、昨年、自分たちがどんなふうに勝ってきたのか…決して強くなったわけではなく、ギリギリのところでしぶとく、必死に戦ってきたから勝ちを引き寄せられたということを、チームとしてもう一度リマインドして戦います。後押しをよろしくお願いします。