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2025.10.24[チーム]
[プレビュー]ACL2からの切り替えが必要になる名古屋戦。柏戦を教訓にアグレッシブに勝ちに行く
ACL2のナムディン戦では、外国籍選手がスタメンの大半を占めるベトナムの難敵相手にガンバは攻守で組織立ったサッカーを披露。終盤に1失点はしたものの、勝点で並ぶ相手に対して完勝し、ポヤトス監督が当初から目指した3連勝を達成、グループFの首位をキープした。
「ACL2でグループステージ突破が重要な目標だが、リーグ戦でも可能な限りマックスの上位を目指すのが私に課せられた使命」とポヤトス監督は、次なる戦いに気持ちを切り替えている。
リーグ戦も残すところ4試合となったが、ACL2を並行して戦うガンバだけに、目の前の試合は全てチームを底上げするための重要な一戦だ。
「ナムディン戦の前から、名古屋戦のことは考えてきたし、試合間隔の流れも分かっている」(ポヤトス監督)。ナムディン戦では宇佐美やヒュメットを後半から投入するなど、名古屋戦も見据えたマネージメントを見せてきたポヤトス監督だが、選手たちもまだ、柏戦の悔しさは忘れていない。「ACL2で勝利した後の試合だけど、リーグ戦で考えると柏に大敗した後の試合。しっかりと気を引き締めてやりたい」とナムディン戦で出場のなかった福岡は、連戦の疲労が残るチームを最後尾から支えるべく、気合十分だ。
柏戦の負けから改めて学んだのは「相手を受けない姿勢」である。「相手も死に物狂いで来ると思うが、受けずにアグレッシブにやりたい」と一森は言う。
前節は横浜FCに対して2-2のドローに終わっている名古屋だが、ホームでは間違いなく勝利だけを目指してアグレッシブに来るはずだ。
柏戦に続いて3バックを採用するチームとの対戦となり、システム上はズレが生じるが、ガンバにとっては相手のプレスを受けてリズムを崩さないことが不可欠になる。ホームでの対戦時と異なり、名古屋では8月に東京Vから加入した木村が1トップで起用されているが「一言で言うと、前からのプレスがある。ユンカー選手より木村選手を1トップで使っているところにそれが現れている。相手の1列目のプレスを剥がすことが大事になる」とポヤトス監督。前節負傷交代したマテウスの起用は不透明だが、2列目には和泉や永井ら侮れないアタッカーも揃っているだけに、不用意なロストやカウンターには注意が必要だ。
一森も言う。「一刺し一刺ししてくる個人の力のあるチームだし、順位は高くないかもしれないが、名古屋は強い相手だと思う」。
現在16位の名古屋だが直近の6試合は3勝2分け1敗で、決してチームの調子は悪くない。今節勝利すれば、下位チームの結果次第でJ1残留が決定する状況だ。チーム得点王の稲垣はボランチながら9得点、5アシスト。また前節の横浜FC戦でもゴールを決めている元ガンバの佐藤も5得点を決めており、カウンターだけでなく名古屋のセットプレーにも注意が必要となる。
鹿島戦同様、中2日のアウェイ戦だが、連戦をエクスキューズにせず、ガンバが名古屋相手にシーズンダブルを目指す。












