NEWS

ニュース

2026.8.28[チーム]

[プレビュー]勝って弾みをつけたい広島戦。攻守両面での距離感が勝利の鍵に

天皇杯では複数の選手を入れ替えながらも宇佐美が個の輝きを見せて2ゴール。大黒柱の得点で勝利したガンバだが、次に目指すのは前節、今季初黒星を喫したリーグ戦での巻き返しだ。
「明神監督も『目の前の一試合を全力で戦おう。先は見ない』と言っている」と岸本が話すように、広島戦に向けて気持ちは切り替わっている。

「コンディションを戻すことが最優先だが、やることは変わらない」(明神監督)。
今回も総力戦での戦いになるが、広島戦は勝点3を目指すだけでなく、現在のガンバの立ち位置を図る上でも重要な戦いになる。
「力のある相手だが自分たちの力を出せば十分に勝てる相手。勝点3を取れると思うし、勝つためにフォーカスしたい」と指揮官は熱い決意を語った。

百年構想リーグではガウル監督が率いる広島に対して2戦2敗。切り替えの速さとサイド攻撃を軸に攻めてくる広島に対して、勝利の鍵になるのは攻守両面のコンパクトさである。
「攻守においての距離感と、いかに自分たちが前向きにプレーできるかどうか」と明神監督は話すが、コンパクトさは生命線となる。天皇杯では出場がなかったヒュメットや山下らフレッシュな選手が前線から効果的な守備を見せ、チーム全体で連動することが不可欠になるが、攻撃陣ではピッチ内で時間を作り出せるジェバリもスタンバイ中。「攻撃時にタメを作ることができれば、チャンスは増えてくる」とジェバリも気合十分だ。

一方で、リーグ戦では未だに無失点の試合がない今季だが、広島から勝利を手にする上で重要なのはクロス対応とサイドの守備だ。新井や東からのクロスは要注意だが、システム上の噛み合いが難しくなるだけに岸本も「相手のワイドをどう捕まえるか。距離が遠くなりがちなのでいいバランスでやりたい」と話す。

広島も天皇杯2回戦をターンオーバーに近い形で沖縄SVに4-1で逆転勝利。ガンバ同様、天皇杯を勝ち上がった勢いとともにパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる。
リーグ戦では前節の川崎F戦でドローに終わっているものの、前節終了時点で2勝1分で4位という好スタートを切っている広島は、やはり侮れない力を持っているが、とりわけガンバが注意したいのは中央のアタッカー陣だ。シャドーの鈴木と加藤は言うまでもないが、7月に加入した元コートジボワール代表FWのアレーは190センチで、ゴール前では最も警戒すべきアタッカーとなる。

クロスを1本も上げさせないことは不可能だが「コンパクトに戦うこととクロス対応がしっかりできたら僕らのチャンスも多くなる」と話すのは今節出場停止の安部に代わって、準備を整える鈴木。自陣ゴール前でもコンパクトさを保てば、自ずとセカンドボールを拾ったり、シュートブロックに行ける場面は増えるだろう。
「広島もいい状態で来くると思うが、我々も決して悪くない。だからこそ広島戦は僕らにとって重要になる」とジェバリはこの一戦が持つ重みを口にした。
今のガンバに必要なのは勝ちながら、スタイルを積み上げる作業。夏休み最後のホームゲームで、サポーターとともに勝ち切ってみせる。