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2022.9.17[チーム]

[プレビュー]結果だけが必要な大一番。神戸相手にシーズンダブルを実現する

スコアレスドローに終わったものの、攻守両面でチームの確かな成長を見せたFC東京戦。ただ残留争いを戦う中で必要なのは、目の前の試合で勝点3を積み上げることである。
ファン アラーノは「FC東京戦は勝ちきれなかったので、次の神戸との直接対決が非常に大きな試合になる」と話したが、シーズン終盤の大一番となるのが神戸戦だ。
リーグ戦も残すところ5試合となったが、残留争いは混戦模様に拍車がかかっており、ガンバは現在15位。ただ、勝点は僅差の状況だけに、最終節まで気の抜けない戦いが続くことは間違いない。

「大事な試合であることは状況的に誰もがわかっている」と松田監督も話すが、経験豊富な指揮官は同時に冷静に足元を見つめている。「この試合だけで勝点10が入るわけでもないし、やれることをしっかりやることに変わりはない」。
今、ガンバに必要なのは目先の試合で勝点3を得るために集中することだ。「1試合、1試合、チームの成長が目に見えてわかるような感覚があるが、FC東京戦に関しては点が取れなかったのでそこは修正点」と話すのは前節、守備でもハードワークを見せたレアンドロ ペレイラ。前線からのプレスでボールを奪取したり、シンプルな縦パスで決定機を作り出したりとチャンスは作れ始めているだけに、やはりフィニッシュの精度が神戸戦の鍵になる。
神戸は前節、FC東京に2-1で勝ち切っているが、その原動力となったのが新加入のブラジル人・マテウス トゥーレルと、菊池のCBコンビである。ただ、レアンドロもガンバの前線のパワーには自信を口にする。「相手のCBはゴールを守らないといけないので激しさを守備で出してくるのは当たり前のこと。ピッチ内で集中したいのは自分がベストを尽くすことと、チームメイトのサポートをいかにするか」(レアンドロ)。モチベーション高く攻守で奮闘しているレアンドロにゴールが生まれれば、自ずとチームの勢いは加速するはずだ。ホームでは2-0で勝ち切っているガンバだが、敵地でも再びその力を見せつけたい。

一方、中3日の日程となる神戸は勝点でガンバと1差の16位。前節メンバー外だった大迫やイニエスタらの状態は不透明だが、武藤や山口、酒井ら要所に日本代表の経験を持つ選手を揃えている。ホーム3連戦の締めくくりとなるガンバ戦に向けてモチベーション高く挑んでくるはずだが、松田監督の元で見せている強度の高さと、攻守の切り替えの速さで神戸に真っ向勝負を挑むのみである。
「次の試合の大事さは皆が感じているし、FC東京戦でもやっているサッカーは良くなっているので、いい流れになっている。明日の試合に向けて今週準備してきたことを出し切るだけ」(レアンドロ)。

残留戦線で生き残るため、そしてアウェイの地でともに戦うサポーターのために勝点3だけがガンバの視界にある。