片野坂監督「我々の状況は皆さんご承知の通り、新型コロナウイルスの陽性者が複数人出て、そして怪我人も少し出ている中、何とか今日のレイソル戦に向けて選手も切り替えて準備してくれました。まず、この難しい状況の中で本当に選手が気持ちを奮い立たせて、よく最後まで走ってくれたと思いますし、戦ってくれたと思います。本当に選手を讃えたいですし、選手のおかげだと感じています。そしてゴール裏もガンバサポーターがたくさん来ていただいて、最後まで手拍子で我々に力を与えてくれました。たくさんの方が来られているアウェイのゲームで勝利をプレゼントできたことをすごく嬉しく思いますし、やはりサポーターの力というものも頼もしく感じました。ゲームの方も見ていただいたように、危ない場面もありました。ポストにも当たりましたし、一森純がビッグセーブをして、素晴らしいセーブでチームを助けてくれました。そういった運もあったと思います。そういう中でワンチャンスのセットプレーから得点できて、最後は何とか逃げ切ったという形で、とにかくいるメンバーの中で選手が本当にやってくれたことが勝利に繋がって良かったなと思います。ただこれからまた、次のルヴァンカップを含めて連戦があります。少しでも怪我人は早く復帰できるようにしてほしいですし、コロナの陽性者もきっと復帰した時に力になってくれる準備をしてくれると思います。とにかく次のルヴァンカップの鹿島戦も戦えるメンバーで臨み、ルヴァンカップはグループステージ敗退になっていますけど、ホームで戦う中で強い鹿島さん相手にいいゲームができるように準備したいと思います。」

Q「後半からフォーメーションを変えられたと思いますが、その狙いを教えてください。」
片野坂監督「前半、我々の守備が少し剥がされてしまって、そして戸嶋選手、マテウス サヴィオ選手、ボランチの選手やシャドーの選手のところに入って速い攻撃でカウンターを受ける場面が見られて、そこを何とか速い攻撃に対しても自分達がしっかりまた守備から守って、攻撃に繋げていく、そういう狙いと、また守備のところでももう少し上手くボールを取れるようなサイクルをハーフタイムで後半に向けて提示した中で選手がそれを理解してやってくれたと思います。攻撃に関しては4枚で動かすというところを狙いの中でやっていたんですけど、レイソルさんも前半は3-5-2で来ていましたけど、後半は3-4-3でマッチアップにされて、守備のところも前から来ることが多くなってきた中では、そこも3対2の動かし、もしくは4対1の動かしというところはボランチの判断の中でうまく相手のプレスを見ながら、敵陣に入っていこうということでやりました。選手は本当にそこの部分でも理解してくれましたし、ハーフタイムでやっぱり前半をゼロで終えて、もう一回この後半の勝負というところを出来たことがやっぱり勝因というか、勝点3に繋がったのかなと思います。」

Q「今日はユースの選手を2人メンバーに入れましたが、それは他に選手がいなかったということがあるのでしょうか。」
片野坂監督「いないことはないです。そしてコロナの選手だけでなくて怪我人も何人かいるので、その怪我人の選手たちの回復というところを見た中で、レイソル戦に行けるかどうかという判断、そしてユースの選手2人も急遽、まあ登録していた選手ではあるんですけど入ってくれて、特に南野に関しては本当に彼の良さはああいうアグレッシブな姿勢なので、よくやってくれたなと思いますし、本当にユースの選手の急遽な対応にも関わらず、アカデミーのスタッフも協力していただいたので、本当にチームの総合力として今日、勝点3を取れたことが本当に良かったなと。やっぱりクラブの協力の元で全体でやっていくということがすごく大事だなと感じたゲームでもありました。」