片野坂監督「アウェイの鳥栖戦でこういう結果になったのは非常に悔しいですし、今週、広島戦が延期になって、そして鳥栖戦に向けてチーム一体となって準備してやってきました。いい準備が出来て、怪我人、そしてコロナの選手たちも戻る時間を頂くことが出来て、準備出来たところは90分、しっかり選手は発揮してくれたと思います。ただ、本当に結果につながらなかったこと、負けてしまったことが本当に悔しいです。鳥栖さんは非常に攻撃もいい立ち位置を取り、相手のプレスを剥がして素晴らしい攻撃をしてくるチームなのでまず守備のところをしっかりと自分たちで狙いを合わせてやっていくというところ、そして高い位置で奪えばチャンスを作れるよ、というところで何度かチャンスを作ることは出来ました。ただ、1点は取ったんですけどもう1点がなかなか入らず、逆にセットプレーというところでやられてしまい、勿体無い失点だったなと思います。今のこのチーム状況で色々厳しいところはあるんですけど、何とか中断期間、しっかりともう一度積み上げて行って、中断明けから勝点を取れるゲーム、勝利につながるゲームを出来るように、リーグ戦は一応ここで切れますけど、中2日で天皇杯があるので、天皇杯でやっぱり勝って、中断を迎えられるようにまた全員でしっかりと切り替えて、また勝てるゲームを出来るようにやりたいと思います。」

Q「昌子選手と一森選手がベンチ外になった理由と藤春選手を3バックの左で使った理由を教えてください。」
片野坂監督「一森と昌子は怪我です。そして藤春は非常に後ろからの攻撃がパワーを持って入れるので、黒川と並べて左サイドを攻略して欲しいなというところ、恐らくミラーゲームになるだろうなというところで、どれだけ後ろから絡めるか、取った瞬間、取られた瞬間どれだけ走れるか、やっぱり今日の鳥栖戦は走らないと勝てない試合だったので、走れる選手で戦わなければいけないというところで、このメンバー構成でやりました。」

Q「後半、立ち上がりぐらいから鳥栖が少し勢いが落ちたように見えたのですが、そのあともう一度鳥栖に行ったように感じました。その辺り、片野坂監督はどのようにご覧になりましたか。」
片野坂監督「後半の立ち上がり、入りから非常に自分たちがパワーを出して、パワーを持ってチャンスを作っていましたし、押し込む状況も出来ましたし、あの時間帯に得点を取り、また逆転ゴールも取れればもう少し違う展開になっていたと思います。鳥栖さんも連戦ですし、試合をずっとやってきているので後半、落ちるだろうなというところはあったんですけど、我々も久しぶりのゲームの選手もいましたし、少しこの走り合いになってくると疲労も溜まってくるというところでは、若干また盛り返されたところはあったかなと。何とか粘り強く、でも選手は最後まで走ってくれたので、その走るというところを最後まで戦えるように今後もやっていきたいと思います。」

Q「昨シーズンは大分の監督として鳥栖と戦っていると思います。監督も選手も鳥栖は大きく変わっていますが、昨シーズンと比べて、今季対戦してみた印象はいかがですか。」
片野坂監督「大分の時の鳥栖さんは、少し可変されたりとか、戦術が複雑になっていたりとか、面白いサッカーをされていた印象です。そして今シーズンは川井監督になられて動かしのところも非常に工夫されたりしているところと、ただ変わっているなというところはハードワークして守備でも全員がはっきりと前から行くという方向を示されて、攻撃も取った瞬間に早い攻撃、とにかくインテンシティが非常に高いサッカーをされているなという印象ですね。その辺はやっぱり去年とはちょっと違って、今年の鳥栖さんはやっぱり非常に走るチームですし、戦うチームですし、そういうところから勝点を取ってきている、やっぱり素晴らしいサッカーをしっかりと自分たちの戦いというものを示しているチームだと感じています。」