片野坂監督「我々のホームに岐阜さんを迎えて、リーグ戦は連敗している中、今日の天皇杯の試合、目標としては次に進出することを選手に伝えて、どういう形であろうが3回戦に進出しようということで準備してきました。今、我々のチーム状況というところも怪我人も多く、そして代表活動に参加している選手もいますし、本当にギリギリの状態で、そしてユースからも今日も2名エントリーしましたけど、本当に総合力の中で今、目の前にある公式戦に向かって選手も戦ってくれている状況です。そういう状況の中で今日の岐阜戦、前半立ち上がりに痛いパンチを受けましたけど、選手は粘り強く自分たちの戦いの中でチャレンジしてくれたと思います。得点の仕方という部分も決して綺麗なところではなかったかもしれないですけど、最初に言ったように次に進むことが目標として、延長でしたけど、3回戦に駒を進めたことが何より良かったと思います。連戦の中、そしてこういう天皇杯の中、1回中断があって、また選手もしっかりと回復して、そして怪我人の選手たちもまた万全に戻ってくれることを期待して、次のリーグ戦の横浜F・マリノス戦から、また天皇杯も挟んで連戦が続きますけど、チーム一丸となって、一つひとつ目の前の勝点を積み上げる、次に進出するゲームができるように、また戦って行きたいと思います。」
 
Q「前半は岐阜にガンバの右サイドを押し込まれる展開が続いて、2失点目してから福岡選手を右SBに起用してフォーメーションを4-4-2に変えたと思うのですが、その狙いを教えてください。」
片野坂監督「岐阜さんの分析として横山監督になられてリーグ戦で3バックで戦われることが多かったというところで、今日我々は3-4-3で入るようにしました。マッチアップさせて、ミラーゲームになるという狙いで。ただ、蓋を開けてみると岐阜さんも4-4-2の戦いをされて、4-4-2になった時に自分たちが、こういう形で守備と攻撃をしていこうということも一応、準備をしていたんですけど、ただその間に選手も、まだ上手く守備の狙いとか攻撃の狙いを掴めない間に先制点、そして追加点というものを奪われてしまったなと。あの辺も私自身も選手に伝えながら、はっきりとさせてやるべきだったかもしれないなと反省もしていますし、特に立ち上がり、試合の入りというのは、やっぱり大事にしたかったゲームでもあったんですけど、本当に0-2からのディスアドバンテージで試合を迎える中で、まだ早い時間だったというところは助かったところもありますし、なんとか粘り強くやれば、そして前半で1点返すことができれば、まだ分からないゲームに持っていけるなというところで、前半1点返すことができたことは非常に大きかったなと思います。今いるメンバーでなんとか勝ち上がる、得点を取るというところも思考しながら、ひっくり返せて、4-2という結果を出せたのは良かったと思うんですけど、まだまだ今後のリーグ戦に向けて課題を修正するところを含めて、積み上げていかないといけないなというゲームにも感じたところはあります。」