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試合日程・結果

AWAY
JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第1節
2023.3.8(水) 19:00キックオフ
vs.京都サンガF.C.
サンガスタジアム by KYOCERA
京都サンガF.C.
ガンバ大阪

2023.3.7[チーム]

[プレビュー]ルヴァンカップ開幕戦。試合に飢えた選手とともにガンバは京都に勝ちに行く。

「すべての失敗は成長する糧だと思っている」(ポヤトス監督)。神戸戦は相手のプレスに苦しみ、前後半の入りで痛恨の失点を喫して今季初黒星となったガンバだが、今は目先の結果に一喜一憂することなく、目指すスタイルを積み上げる時間である。
中3日の過密日程で開幕するのはルヴァンカップだが、ポヤトス監督はガンバが置かれている立ち位置をこう話す。
「全ての試合において勝ちに行くと自分自身は思っているし、それが今までのガンバのやり方でも大事なことだと思っている。ガンバとは目の前の試合に絶対に勝ちに行くチームなんだというメンタリティを植えつけようと思っている」。
新たなスタイルの確立と同時に勝者のメンタリティを取り戻す作業にも取り組むポヤトスガンバが、ルヴァンカップで京都とのアウェイゲームに挑む。

指揮官の熱い思いは当然、選手にも伝わっている。神戸戦の後半から起用された山本理仁は鋭いパスを繰り出したが「試合に出ていなかったり、出場時間が少ない選手にとっては逆にこの前の0-4という結果を受けて京都戦がチャンスとメラメラ燃えている」と力を込める。
いかなるメンバーがピッチに立とうともボールを積極的に動かすスタイルに変わりはなが、戦術眼にも長ける山本理仁は「このサッカーでは中盤の選手がボールに触らないとリズムが出ない」と気合十分。
高い強度とアグレッシブさを持ち味にする京都ではあるが、ポヤトス監督は「相手のプレスの一列目を超えられればチャンスになる。そしてもう一つ大事なことはすべてのプレーで先読みしていくこと」と目指すサッカーから逃げるつもりはない。

そして今季のルヴァンカップでは今年の12月31日時点において21歳以下の日本人選手を1名以上先発させるルールが課せられているが、ガンバで対象となるのは中村と半田の2人のみ。「試合に出たいし、出たら精一杯自分のプレーを出したい。試合状況を見ながらバイタルで受けた時にスイッチを入れられたら得点の確率が上がる」と今季初出場に燃えるのは中村だ。

京都とは昨季のリーグ戦2試合でいずれも1対1のスコアでドロー決着。今季はリーグ戦で連敗スタートを切っていた京都だが、前節、元ガンバのパトリックのゴールなどで2対0と勝ち切っており、勢いに乗ってガンバに挑んでくるはずだ。「京都はインテンシティがあって凄くアグレッシブなチーム」と話すのはポヤトス監督。京都はターンオーバーしてくる可能性がありそうだが、アグレッシブなプレスと球際の強度は昨季同様、継続されている。昨季のリーグ戦でも手こずったFWの木村など前線でタフに戦ってくる選手には注意が必要となる。

出番に飢えるのは若手だけでなく今季まだ出場がない東口もその一人。「ルヴァンカップをきっかけに、切り替えていければまたリーグ戦にいい流れで入っていける。そういう意味でも大事な試合になる」(東口)。
リーグ戦にもつながる京都戦は、全員の力で勝ちに行く。