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明治安田生命J1リーグ 第21節
2023.7.16(日) 19:00キックオフ
vs.柏レイソル
パナソニック スタジアム 吹田
ガンバ大阪
柏レイソル

2023.7.15[チーム]

[プレビュー]変わらない一戦必勝の姿勢。開幕戦と異なる姿で柏に勝ち切りに行く

「こういう展開でも勝ち切れたのは本当に大きい」。常に冷静な山本悠樹が胸を張ったように京都戦は消耗戦の中で、粘り強く相手ゴールをこじ開け、そして終盤は5バックにして勝利にこだわり、勝点3をもぎ取った。
横浜FCとスコアレスドローに終わった嫌な流れを払拭する勝利を手にしたことで、勝点を23に伸ばしたガンバだが、指揮官と選手には満足感も安堵もない。
「ガンバは上に常にいないといけないチームで、5、6試合勝てたかどうかより、常に上に行くことが大事」とポヤトス監督が言えば、黒川も「順位は気になるけど、今は目の前の試合を一つ一つ勝つことに集中している。そうすれば自ずと順位も上がっていく」と一戦必勝の姿勢を崩そうとはしない。
直近のリーグ戦6試合を5勝1分で乗り切り、巻き返しを見せているガンバだが、ポヤトス監督が就任当初から目指してきたスタイルは着実に積み上がり始めている。「チームとしてどこにスペースがあるのかをだいぶ、見られるようになってきた」(ポヤトス監督)。

ポヤトスガンバが目指すのは単なるパスサッカーではなく、スペースを有効に作り出し、臨機応変に相手の隙を突くスタイル。
柏とは開幕戦で対戦し、終了間際にPKを献上したことで勝点3を逃しているが、当時はジェバリもラヴィも不在。あの当時とは異なる攻守の積み上げをぶつけるのみだ。

柏も5月にネルシーニョ監督が退任。新たにヘッドコーチから井原監督が昇格して指揮をするが、就任後リーグ戦は7試合を戦い3分4敗と勝利がない。
ただ、苦境を乗り越えたガンバだからこそ、柏への警戒を緩めない。山本悠樹は言う。「僕らも新潟とか福岡とやった時、必死でやっていた。柏を迎え撃つ立場としてはそれが本当に1番やり辛いづらいし、メンタル的に折れないから相手としては簡単ではない」。

ネルシーニョ体制では4-3-3を採用した柏だが、井原監督が用いるのはオーソドックスな4-4-2のフォーメーション。ポヤトス監督も最終ラインを3枚でビルドアップしてくる柏に対していかに前線からプレスをかけるかは落とし込み済みだ。「展開的には鹿島戦のように出来ればいいかなと思う」と山本悠樹もボールの動かし方は把握済み。井原監督の就任後、まだリーグ戦で無失点試合がない上に、守備の軸である立田が出場停止の柏を、クレバーに攻略するのみだ。

一方、前節、湘南と1-1で引き分け、天皇杯3回戦を戦っている柏は中3日の日程でパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる。現在16位の柏は最下位の湘南とわずか勝点1差。それだけに死に物狂いでガンバに挑んでくるに違いない。「重要なことは、柏にはいい選手がたくさんいる。ハマったら瞬間的に輝く選手は多い」とポヤトス監督も個の力を警戒するが、とりわけU-22日本代表の細谷はチーム最多の6得点をマーク中。一瞬の隙も与えてはいけない存在だ。
「勝ちたいという気持ちを出せるかどうか、チームとして成長したいかどうか、勝利に飢えているかどうか」(ポヤトス監督)。サポーターの前で勝利に飢えるガンバを披露し、連勝を飾ってみせる。

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