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2024.3.15[チーム]

[プレビュー]ホーム連勝で更なる勢いを。磐田戦では結果だけにこだわりぬく

ホーム開幕戦となる新潟戦で今季初勝利を手にしたガンバ。昨年8月以来となる勝利の瞬間をサポーターとともに共有し、ガンバに携わる誰もが勝点3を手にする喜びを改めて噛み締めたが、次なる戦いに向けて選手たちの気持ちは切り替わっている。
「磐田戦は落とせないゲームだと思っているし、そういう危機感を持っている。開幕からリズムに乗るためにも次、勝たないと新潟戦の勝利が意味をなさなくなる」と開幕から2戦連発中のエース、宇佐美も勝って兜の緒を締めている。

新戦力が攻守で融合し始め、4-2-3-1の新布陣も機能。ポヤトス監督のもとで、強いガンバの復権を目指す作業は今季も始まったばかりだが、だからこそ必要になるのが勝って自信をつける作業になる。
ポヤトス監督も言う。「プレシーズンから選手に強調して来たが、リーグ戦の序盤、出足で勝っていこうと伝えた」。

横浜F・マリノス戦がACL開催のために延期となり、2週間のインターバルを経て磐田戦に挑むガンバだが、まず見せるべきは攻守両面の強度の高さ。「この2週間で戦うためのインテンシティをしっかりと強調して来た」(ポヤトス監督)。キックオフと同時に攻守両面で磐田に激しく迫る姿を見せるはずだ。
「新潟戦同様、前からプレスをかけて奪いに行くことは自分たちにとってのスタイルなのでそこを継続したい」と福岡も話すが、磐田のビルドアップを制限すれば、自ずと新潟戦で見せた押し込む展開につながることになる。
リーグ戦2試合を終えてまだ流れの中で得点が生まれていないが「新潟戦も宇佐美くんと近い距離感で、相手ゴール前に侵入できている場面もあったし、試合を重ねればもっと良くなる手応えもある」(山田)。
3戦連発を目指す宇佐美だけでなく、山田ら2列目の選手も磐田ゴールをこじ開けるキーマンになる。

一方、昇格組の磐田も巻き返しに向けて強い気持ちでパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくるはずだ。3節を終えて、1勝2敗。前節は柏に0対1で敗れている磐田だが「川崎Fとの試合を見ていると爆発力を出せるチーム」と宇佐美が警戒するように開幕戦は5-4の打ち合いで川崎Fに勝利。この試合で4得点の大暴れを見せたジャーメインは最も警戒すべきアタッカーだ。
「磐田はしっかりとボールを回せる」と鈴木も警戒感を口にするが新潟戦同様、磐田のビルドアップを封じることが出来れば自ずとガンバペースになるはずだ。

ただ、ホームでの連勝に向けて不可欠になるのが攻撃時のリスクマネジメント。「ジャーメイン選手が今、調子がいいしそこで起点を作ってくる」と中谷も警戒感を口にするが、ジャーメイン封じはもちろんのこと、チーム全体の効果的な守備で前線にボールを入れさせないことも重要だ。
「リーグ戦序盤は結果が大事だし、まずは勝ち続けていい波に乗りたい。磐田戦でも内容は大事だけど、勝つ姿勢をよりホームでは見せていきたい」(山田)と磐田戦が持つ重みは選手の誰もが分かっている。
見えかけている手応えを確信に変えるべき一戦だ。