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試合日程・結果

AWAY
天皇杯 ラウンド16
2022.7.13(水) 19:00キックオフ
vs.鹿島アントラーズ
県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
ガンバ大阪

2022.7.12[チーム]

[プレビュー]4度目の負けは許されない鹿島戦。リベンジを果たし、準々決勝への切符を掴み取る

9連戦の過密日程を総力戦で戦ってきたガンバがリーグ戦の戦いから再び舞台を天皇杯に移す。
2回戦と3回戦をいずれも逆転で勝ち上がり、タイトルへの執念を見せてきたガンバが準々決勝への切符をめぐって鹿島と対戦する。

「メンタル的なところの切り替えと、そして鹿島戦に向けてどういう風に戦うか」と数的不利の中、悔しさを味わった川崎F戦からの立て直しを目指す片野坂監督だがタイトルにつながる戦いであると同時に、ガンバの意地を示すべき鹿島戦である。
「ルヴァンカップでもそうだし、リーグ戦も負けていて3連敗している相手に対して、次の負けはないと僕たちもサポーターの方も思っている」と力を込めるのは齊藤だ。
今季、公式戦で鹿島に対しては3戦全敗。これ以上の負けは許されないが、勝利に向けてのポイントは明確である。

ガンバが好ゲームを見せた広島戦や浦和戦は全員が高い位置から強度の高いプレーを見せ、アグレッシブに相手ゴールに迫れているが、鹿島戦で勝利の鍵を握るのはやはり、強度の高いプレーの継続と局地戦での戦いだ。
「鹿島とは4回目の対戦でお互いに手の内がわかっている状況。鹿島の戦い方はある程度わかっている中で本当にインテンシティの高いハードなゲームになる」と片野坂監督は語るが、キックオフと同時に、ピッチに立つ全員が矢印を重ね合わせて戦うことが不可欠になる。
鹿島を攻略する戦術的なポイントももちろん落とし込んでいる片野坂監督だが、「鹿島の強度の高さはリーグ屈指で、そこで負けると話にならない。1人で戦うところを2人で戦うとかチームとしてカバーしたい」(齊藤)。
ゴール前の攻防はもちろんだが、ピッチに立つ選手全員がキーマンになることは言うまでもない。

リーグ戦で現在、2位の鹿島はレネ ヴァイラー監督のもとで好調を保っており、直近の公式戦8試合で負け知らずという足取りだ。
ただ、鹿島は決して盤石の戦いを続けているわけではない。10得点でリーグ戦の得点ランクのトップを走っていた上田がベルギー1部に移籍。上田を欠いた直近のリーグ戦2試合はドローに終わっているだけでなく、直近の札幌戦はスコアレスドローに終わっている。ガンバから今季3得点を奪っている上田は不在だが、やはり鹿島の前線には侮れないアタッカーが揃っている。
札幌戦でメンバー外だった鈴木は天皇杯でメンバー入りする可能性が高い上に、エヴェラウドやアルトゥール カイキ、アラーノら個の力を持つ選手を抑えることは不可欠だ。

今季鹿島に敗れた3試合では全て3失点以上を許しているガンバ。ここまでの天皇杯は逆転に成功しているものの過密日程の中で追う展開は避けたい。
「トーナメントなので、PKまでもつれ込んでも結果的に勝てばいい」と語る齊藤の言葉が全てとなる一戦。
泥臭くても、僅差でもいい。鹿島にリベンジを果たし、準々決勝進出を果たすのみである。