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明治安田生命J1リーグ 第28節
2022.9.3(土) 19:00キックオフ
vs.サガン鳥栖
パナソニック スタジアム 吹田
ガンバ大阪
サガン鳥栖

2022.9.2[チーム]

[プレビュー]攻守両面が機能中。松田ガンバが今季初の3連勝へ

「引き分けもやむなしという試合だった」。松田監督は拮抗した福岡戦をこう振り返ったが、最後まで諦めなかった選手たち、そしてアウェイで声を出して支えるサポーターの思いを「我々も負けていられないという気にもなる」と真正面から受け止めた指揮官も最後まで勝ち切るカードをピッチに送り出した。
松田采配がズバリ的中し、終了間際にパトリックが劇的な決勝点を奪ったガンバは降格圏内を抜け出し、13位に浮上した。
しかし、指揮官と選手たちに気の緩みは一切ない。「何もまだ手にしていないし、何も変わっていない」と松田監督が言えば、2試合連続でのクリーンシートに貢献しているギョンウォンも「2連勝はしたけど、まだ順位としては下にいるし誰も満足はしていない。もっともっと頑張ろうという雰囲気はある」と鳥栖戦に気持ちを切り替えている。

今季初の3連勝を賭けた鳥栖戦は、巻き返しに向けて更に勢いをつけたい重要な一戦だ。
互いに中2日の連戦となる鳥栖戦は、2試合連続で完封勝利を飾っているガンバの新たなスタイルの真価が問われる場ともなる。
「鳥栖は福岡と同じようにハードワークとか切り替えの速さがあるチーム。運動量を一番の強みとして全面に押し出して攻守に圧倒してくる」と松田監督も警戒感を口にするが、ボールを握り、前線が流動的に攻め込んでくる鳥栖だけにガンバは規律ある守備と正確なスライドが不可欠になりそうだ。
もっとも、ボールを握りたい鳥栖に対してガンバも専守防衛に徹するつもりはない。
ポゼッション率を高めることが、結果的にチームの疲労を軽減し、いい守備にもつながることを知っている松田監督。「相手は縦に矢印が強いチームなのでそれをいかに押し返すか。自分たちがボールを持って相手を疲れさせたい」と食野も話す。
福岡戦では出場停止だったダワンも戦線復帰するのは追い風になるが「前線や中盤もしっかりと守備をしてくれるので僕たち守備陣もやりやすい」とギョンウォンもチームの一体感に手応えを口にする。

一方、ガンバ同様中2日の日程でパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる鳥栖は前節、川崎Fに0-4で敗れている。直近の4試合は1勝2分1敗という状況だが、気持ちを切り替えてガンバに挑んでくるはずだ。
かつての堅守速攻のスタイルと異なり、ボールを動かすスタイルが現在の鳥栖。前線に外国籍のアタッカーは配置しないものの攻撃には鋭さがあり、6得点の垣田、4得点中のサイドアタッカー本田ら侮れない選手は揃っている。
とりわけ注意したいのは6アシスト中のボランチ福田と、昨年までガンバでプレーした4アシスト中の小野である。

アウェイでは鳥栖に手こずっているガンバだがパナソニックスタジアム吹田での鳥栖戦は過去5勝1分と負け知らず。「疲れは皆にあるけど、総力戦になる。死に物狂いで何としても勝点3を取って3連戦を締めくくりたい」(食野)。ホームで松田体制初勝利を手にする準備は出来ている。

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