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明治安田生命J1リーグ 第11節
2023.5.3(水 祝) 14:00キックオフ
vs.セレッソ大阪
パナソニック スタジアム 吹田
ガンバ大阪
セレッソ大阪

2023.5.2[チーム]

[プレビュー]サポーターに捧げる勝点3を。勝利だけを大阪ダービーで掴みにいく

ホームで川崎Fに快勝した後、リーグ戦では2敗1分。前節はアウェイで鹿島に敗れ、苦しい流れが続いているガンバだが「どこかで大きな一勝が生まれるとチームにもいい勢いが生まれてくる。何とか勝利に貢献したい」と宇佐美が話すように、チームの浮上のきっかけを掴む上で格好の舞台がやってきた。
コロナ禍以降、最多の来場者が見込まれるパナソニックスタジアム吹田で行われるのは公式戦で通算60回目となる大阪ダービーだ。

既にルヴァンカップで一度ダービーを経験しているポヤトス監督ではあるが、大阪の名を賭けた大一番に向けて、選手たちにこんな言葉をかけたという。
「ガンバでプレーすることは仕事ではない、名誉なことだと理解して欲しい」。
ガンバの胸に輝く9つの星と、過去、チームとサポーターがともに作り上げてきたプライドにかけても今回のダービーでは勝利を手にするのみだ。

鹿島戦では前半、ボールを握りながらもゴールをこじ開けきれず、課題でもあるセットプレーで痛恨の失点。バランスを崩したことで4失点を喫したガンバだが、今回のダービーで鍵になるのは90分を通じたゲームマネージメントである。
ゴールを生み出す作業を意識する宇佐美ではあるが「失点しないところからリズムを作る感覚をもう一度、攻撃を生かす意味でも大事にしたい」と話すのは追う展開を避けるため。相手は今季、ガンバ同様4-3-3の布陣を採用しているが、昨季までは手堅い守備ブロックとカウンターを得意としているだけに攻め急ぎは禁物となる。
ポヤトス監督も言う。「彼らはボールを奪った後に前のFWをまず見る。守備から攻撃への切り替え、ショートカウンターが彼らの一番の良さかなと思う」。
昨季と異なり過度にハイプレスを繰り出して来ない相手だけに、ガンバが目指すボール保持は可能になるはずだが、だからこそ背後へのアクションや、中央を崩す動きなど鹿島戦で出た課題をチーム全体で共有したい。

一方、敵は前節、広島に敗れ、やはり仕切り直しの一戦としてパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる。今季加入したレオ セアラは現在4得点中で、ガンバが最も警戒すべき存在であるのは言うまでもないが、勝利の鍵は中盤での攻防だ。
広島は香川と奥埜に対して強度の高い守備で自由を与えなかったが、ガンバも川崎F戦で見せたアグレッシブな守備で試合の入りから、相手に圧力をかける必要がありそうだ。「中盤の強度は必要不可欠。もちろんボールを持つことも大事だが、今季、我々が良い守備をしている時はいい試合をしている傾向がある」とポヤトス監督も言う。

ガンバが目指すのはパナスタで開催された4年前のダービーの再現だ。やはり波に乗り切れていなかった当時、倉田のゴールで1-0と勝ち切ったガンバ。試合終了のホイッスルを聞いた時、どんな形だろうと相手より1点以上、上回っていることがこの試合の最大、かつ最良のミッションとなる。
「俺たちが大阪さ」。青く染まるホームで、サポーターと共に歓喜の雄叫びを上げてみせる。

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