實好監督「今週二川という選手がいなくなって、週明けから感情を揺さぶられて。今日の試合の最後にも感情が入り乱れるような、揺さぶられたゲームでした。」

Q「今日、梅津選手をワンボランチで前半ダイヤっぽい形で、後半は藤本選手とダブルボランチという形に修正されたと思いますが、その狙いと、梅津選手のは縦パスなんかも入れたと思いますが、彼の評価を教えてください。
實好監督「そうですね。前半先制して相手がボールを持つ時間が長くなって、3ボランチの左右のスライドが厳しくなったところで、後半はそこを淳吾とダブルにしてサイドハーフがうまく相手のウイングバック、あと3バックのサイドのところにアプローチいけるようにしました。で、梅津は本当にボール捌きも上手ですし、この90分で落ち着いてやってましたし、ひょろひょろの体ですけど、必死にボールを追っかけて体をぶつけて、素晴らしい出来だったんではないでしょうか。」

Q「最後の失点シーンですが、再三にわたってロングスローやCKが続いた中で決められましたが、そのシーンをどのように見ますか。」
實好監督「あれ、どう見るんでしょうね。本当、その瞬間の誰がどうというよりも、大きな流れの中で最後の最後みんなの気持ちがどうだったかというところで、もうラストプレーの重要性というのをすごく感じました。長いボールに対して、今週トレーニングで取り組んできて、体を張って。小さい選手も多いんですけど、よく弾いてくれたと思います。」

Q「冒頭でもありましたが、二川選手がいなくなった中で感情が揺さぶられたということでしたが、その部分でチームに動揺はありましたか。」
實好監督「若い選手がこの半年間、二川と一緒にプレーして。二川の若手だけの挨拶の時には二川自身が感情的になっているところもあって、それに対して若手も涙する人もいたし。あと今日の試合前のミーティングでも二川のところをクローズアップしたこともあって、影響を受けた若手がこれからもどんどんどんどん成長してくれるように。今日キャプテンの壮が、「フタさんも応援してくれてるし。」という言葉も発しながら、影響力の強かった選手なので、これから若手がどんどん成長していってほしいですね。」

Q「今日で半分ですが、前半戦を終えて振り返って、ここを何とかすればよかったというところはありますか。」
實好監督「ここというか全体的に、攻撃の面でも、状況判断しながら自分のストロングを出していくところ。成長しているスピードは各自違いますが、少しずつ成長が見られていますし、守備の面でもトップチームのコンセプトも理解しながら、ボールを奪うところとか、厳しくいくところなんか、全体的に少しずつですけど成長が見られているので、このまま継続して、さらにスピードアップして成長していければと思います。」