森下監督「今日も日曜日の遅い時間に1,000人以上の方に来ていただいて本当に感謝しています。ゲームに関しては、今日見に来ていただいた方、あとDAZNでも見ていただいていると思うんですけど、そういう方達に払っていただいた大切なお金をお返ししないといけないぐらいの試合だったかなと思います。特に前半、謙虚さ、ひたむきさ、全くなく自分たちがいかにもプレーが出来ているかのような振る舞いで相手はリーグの順位に関係なく自分たちのホームでうちに5-0でやられた、そこの思いをぶつけに来たと思うんですけど、ピンチというか後半も続けてそうですけど、失点もそうですけど、全てスローインからスタート。攻守スローインのところでなぜそういうことが起きるかというと、やっぱりスローインになると、休む、立つ、ということは頭も休む、スタートのポジショニングが悪い、攻撃のスタートでも自分たちから動き出さない、攻撃のスローインは外に1人が出ているので数的不利の状況なんですけど、そういうことも全く理解していない。見ていただいたらわかると思うんですが、全部がスローインから。そういう甘さ、そこら辺が一番の要因かなと。
特に前半の45分は本当に今季一番ダメな、ダメというかプレーうんぬんよりもやっぱり、心構えというか、お金を払っていただいている方達に本当に見せられるプレーではないと思いました。本当に彼らにも言いましたけど、僕らは極端にいうとクラブとしてやる必要も本当はないかもしれない組織であって、本当に高いお金を使っていただいてグラウンドを整備していただいて、こういう試合の会場もこういう場所も全てスタッフの方に用意していただいて、成立しているということをやっぱり、本当にわかっていないなと。そこらへんの甘さが、やっぱりちょっと気持ちの入ったチームに対して、怯んでしまう、セカンドボール、球際も溢れる、そこら辺の根本的なところが、まあ豊かさゆえのところかもしれないですけど、豊かだからこそもう言い訳はないと思います、うちのクラブは。全て与えていただいている。そこら辺の本当のマインド、心の部分をもっともっと追求すれば、うちの選手は能力がある選手ばかりなので、そういう気づきを本当に気づいて、行動に移せるようになれば、彼らも違うサッカー人生になっていく。あと三分の一、2ヶ月半、今年で最後だと思って、全員でやり切りたいなと思います。」

Q「中村選手とか唐山選手はこれから相手チームにも対応されて、プレースタイルも読まれてくる中で、彼らに慢心があるとは思いませんが、彼らにとっても残りのJ3の試合は成長につながる場にもなると思うのですが、どうでしょうか？」
森下監督「やっぱり対策というか、恐らく相手がやってくるのも、彼らにプレーとか、判断する時間とスペースを与えないことをやってくると思うんですけど、そこの圧力というかそこら辺が上がってくると思うんですけど、それでも十分プレーできる選手だと思うし、彼らの力からすると。
やっぱり受け身になると、何か今日なんかももちろん、唐山にしてもコンディションは万全ではないと思いますけど、やっぱり代表選手の宿命としてやっぱりこういう状況でもやれないといけないと思ってあえてスタートから使いました。
でもやっぱり、1歩足を、動かされるというか先に入られるとは、もっともっと自分から判断の部分でボールのないところの判断力、判断のスピードを上げて自分からアクションを起こして、自分の武器を出せる状態を作れるようになれば、やっぱりかかってこいのサッカーだと、ある程度までは通用すると思いますけど、ボールのないところで、オフザボールのところでやっぱり相手よりも先手を取れるようになってこないと、なかなか年齢が上がった時に手がなくなると思うので。ああ、僕はできなくなった、で終わってしまうので、そこら辺をより早く気づかせて、わかって来ていると思うんですが、もっともっと促していきたいと思います。」