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試合日程・結果

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明治安田生命J3リーグ 第33節
2019.12.1(日) 14:00キックオフ
vs.アスルクラロ沼津
パナソニック スタジアム 吹田
試合終了
ガンバ大阪

0

-

2

アスルクラロ沼津

25 ' 田中直基

30 ' 徳武正之

試合後監督コメント

森下監督「本当に今日たくさんの方に足を運んでいただいて、一年を通してですけど、さっきセレモニーでも言わせていただきましたけど、東北を含めて遠い場所、寒い時も暑い時も、天気が悪い時もたくさんの方に本当に見守っていただいて感謝しています。
ゲームに関してはやっぱり、トータルで言うと前半、入りは悪くなくてやりましたけど、やっぱり、勝負事で言うと穴があるかなと。穴があるのは承知なんですけど、でもその穴を生かされてしまう。1点目もさっきも言いましたけど、福田のところでロストして芝本のところで球際を負けて持っていかれる。2点目も競るところを競らないで落とされて、立ち止まる。やっぱりそういう、これはクラブとも話していますけど、やっぱり僕らは11対11の練習が今はできていないので、来年はその週の間にゲームも入れて、少しそこのやっぱりチームとしての、判断も含めてそこらへんの、やっぱりサッカーは105m×68mの中でやるものなので、そういうところも選手のためにちょっとクラブも入ってもらっていて、松波強化部長にも言ってもらっているので、それも考えながらやりたいと思います。そこらへんの、勝負の部分、あとは点を取られた後の、前半は特に感情でサッカーをしてしまう、弱気になる選手、焦る選手、慌てる選手、それでも十分チャンスがなかったわけではないと思うので、白井も唐山もGKとの1対1があったりとか、そこらへんの感情をまだしっかりとコントロールできない。
後半、僕が見ていて思ったのは、これはもう今のグループ、特にそうですけど、うちの若い選手の一番の改善点で、やっぱり自分が主導ではない、サッカーが。やっぱり味方が何をするんだろうから入って、ボールが動いて何かをしだす、ではなくて、やっぱり自分が主導することでボールを引き出す、アクションを起こす、相手を剥がしに行く、ボールを運ぶ。だからやっぱり動いていない味方につけたり、やっぱりそこらへんの根本的なところというんですかね、そこが今の、彼らの生活を見ていると、生活もそういう感じなので。あいつが動いたから俺も行こうかな、あいつがやらないから、俺もやめとこうかな。特に今の2年目の彼らは、とてもそういう、今うちは2年目の選手が大半なので、そこらへんが一番課題かなと。俺はこのためにこうする、そういう姿勢がサッカーに出ている部分もあるんじゃないかと思います。それは選手にも今、話しましたけど、仲がいいのはいいんですけど、やっぱり群れるのと一体感があるのは違うと思うので。本当に自分が主導で生きて、人のために生きられて、全員が一体感を持ってやれるようなパーソナリティも本当に意識してやらないといけないと思います。そうやって言うのは簡単なんですけど、そしたらどうすればいいんだろうとまた考えて、明後日からあと一週間ですけど、今まで通り、今まで以上にもう練習するしかないのでやりたいと思います。」

Q「今日はホーム最終戦でしたが、選手にどのようなことを強調をされて試合に臨まれたのでしょうか。」
森下監督「最終戦で、あと一週間ありますけど、一年、今いない選手を含めてよく練習したと思います。それも選手に伝えましたし、本当によく頑張っているし、そうやってやってきた自分たちの限りなく100%に近い部分を一人一人がまず出す、それは最終戦でなくても全力を尽くそうと。そういう風に送り出しました。」

Q「髙江選手とか福田選手とか今シーズン、サブでスタートして今日最終戦はピッチに立ちましたが、トップで彼らは今シーズンの半分以上をやってきたなかでチームに戻ってきて変化だとか、もっと圧倒的なものを見せて欲しかったとか、何か感じられたでしょうか。」
森下監督「多分これはおそらくだと思うんですけど、彼らは5月ですかね、上に行ったのは。その後何試合かこっちにきて、こないだの髙尾もそうだと思いますけど、まあ、普段最近一緒に練習していなくて難しい部分はあると思うんですけど、トップから参加して1試合も多分勝てていないんじゃないかなと思うんですね。ということはやっぱり、トップチームは、周りに能力の高い選手がいて、もしかしたら、これは明確ではないですけど、何か足らない部分を補ってくれているという見方もできるんじゃないかなと。だから逆に言うと、彼らがこっちに来た時に、例えば宇佐美だとか井手口だとか東口だとかやっぱりチームを救える力を、といえばまだまだだと思うし、やっぱりイージーなミスもあるし、今日の福田のシュートもそうだし、あれだけシュートを打って、強いシュートを打てないということは、やっぱりまだまだトレーニングしなければいけないだろうし。やっぱり今年1年上に上がった、トップに上がった、試合に出ただけでOKとしていたら、それは僕がそういう風に思っていたらこれが一番ダメかなと。
まだまだ、実際にそのポジションの、本当のレギュラーになれていないわけだから、絶対的な選手になれていないわけだから、やっぱりまだまだトップの壁は高いなと。でもそうやって、こないだも髙尾も言っていましたけど出ることによって、最初の頃はね、皆一緒に練習していたからタイミングもそうだし、やりやすいと思うんですけど、トップに行ってもちろんシステムも違うし、タイミングも違うだろうから、上の選手もいるし。その中でもここに来て、そういう自分を気が付ける。ああ、俺やっぱり力が足りねえな、と思えるにはとてもいい機会かなと。それはこないだ鳥取戦に出た鈴木雄斗がそれを言っていて。やっぱり、すごく自分が感じる部分もあると。それを彼らが、先週の髙尾も、今日の福田も髙江も感じてもらえれば、それを周りのユースの選手がダメだから俺はできないというようでは、多分終わってしまうと思うし、やっぱりもっともっとこのグループだと、今言われたように違いを出せるようになれないといけない。やっぱり周りのトップの選手に頼っている部分が多いかなと思います。」

Q「3試合連続で無得点に終わりましたが、引かれた相手に対して先週の会見で森下監督がおっしゃった裏への飛び出しであったりとかミドルシュートであったりとか、崩そうという工夫は見えたと思いますが、ただ、引かれた相手に対して崩すのはこれから来年もガンバ大阪U-23が抱えて行く課題だと思います。今シーズン球際とかベースの部分はある程度植えつけられたと思いますが、来シーズン、森下監督がさらに伸ばして行きたい部分、高めて行きたい部分を教えてください。」
森下監督「いや、まず、もう引かれる状況を作っているのは自分たちなので。熊本戦もしかり、今日なんかもしかり。最初にビッグチャンスがあるのはこっちなので、それを決めきれず、熊本戦も確か、完全に崩して芝本ゴール前で外す。なんてない集中力、今日もそうですけど、相手に得点を与える、相手に引かれても0-0の状況で相手が引くのであれば、サッカーは心理のスポーツなので全然、チャンスはあると思うんですけど、こっちがボールを持っているわけだし、相手も走っているわけだし。でもやっぱり0-1、0-2だと相手も、こないだの群馬もそうですけど、自分たちが昇格がかかっている状態で0-1でやる、あれを極端に言うとそんなにチャンスがなくても0-0で自分たちも付いて行ったら、最後絶対に自分たちが主導権を握っているわけだから、よく引いた相手、引いた相手と言われると思うんですけど、引いた状況にしているのは自分たちなんで。最初から引いてくる相手はほとんどいないんでね、基本的には。最初から引いてくれるんだったら全然問題なくやれるんですけど、やっぱり相手にチャンスを与えて、勇気を与えて引いた状態でやるとこっちも返さないという感情が高ぶっちゃうんで。やっぱり冷静な判断ができなくなるし。今日ハーフタイムに選手に感情でサッカーをするなと、ちゃんと判断しろ、と。ちゃんと見て選んで、いい状況を選んで、ちゃんとファーストタッチをして、やったら全然問題ないことだと思うし、質問からいうとまずそういう状況を作っている自分たちの甘さ、さっき言った勝負事でいうと自分たちがマイボールのところで奪われる、球際で負ける、だからまだまだ、身についたと言って頂きましたけど、基準から言うとまだまだ甘いし、そこらへんの、だからセレモニーで言わせてもらったのは、まず彼らを育成するために勝負にもこだわって、だからそういうベーシックな勝負の本質、そこがすごく大事なんじゃないかなと。でも今日はシュートまで行っているシーンは前回に比べると、もしかしたら宇佐美がいたら入っていたかもしれないし、遠藤がいたら入れていたかもしれないし、井手口がいたら点を取ったかもしれないし、だから選手にもいつも言っていますけど、ボックスの力、ボックス内の、昨日の松本戦もそうだと思いますけど、うちと松本の違いはボックスの中の力の差。後半、松本もあれだけチャンスがあってやっぱり、東口が止める。でもこっちは井手口が2点を放り込む、小野瀬がミドルシュートを入れる、やっぱりこの世界で本当に高いレベルで飯を食って行こうと思ったら、ボックス付近とボックスの中でいかに仕留められるか、いかに防げるか。中盤までは日本のサッカーはどのチームだって持って行けますから。だからもっともっとそこの部分をもう練習しかないと思いますね。今日なんかミドルシュートも相手のGKを慌てさせるようなシュートはほとんどないから。あれだけ、いい状態で打てていて。やっぱり体を運んだりとか細かい部分をもっと、それも含めて球際だと思うので。ファーストタッチも球際だし、ドリブルも球際だし、みんな球際というとガチャーンという球際だけだと思うんですけど、やっぱりサッカーは球際で始まって、球際で終わるので。それをもっともっと追求してやるしかないかなと思います。」