森下監督「やっぱりサッカーはそんなに簡単なものじゃないし、今、選手にも話しましたけど、普段からの積み重ねというかそれは、特に今日トップから出た選手が主ですけど、普段どういう心で、どういう姿勢でグラウンドに立っているかというのはやっぱり、今日一日だけでやってやろうとなってもそこはなかなか誤魔化せないですし、相手あることなので。相手も必死なんで。そこを年齢が上の選手も若い選手も先輩の姿を通してそれを少しでも理解というか、明日に繋げてもらえたら嬉しいなと思っています。
もちろんゲームに関しては負けましたけども、そこの部分をただ勝った負けたで終わるのではなくて、今日の選手全員がいかに自分たちの日常がありがたくて、ただ好きなサッカーを思い切って出来て、不平不満を言わずにやれることがどれだけ幸せかというのを感じてもらえたらなと思いました。 」

Q「特に失点の2点目、3点目は自分たちのミスから招いた失点というところでの、今おっしゃったマインドのところを含めてどのようにご覧になっていますか。」
森下監督「だからそこはサッカーは簡単じゃないというところですね。やっぱりキャリアがあっても、サッカーは個人だけでやるものでもないし、少し今までの試合と最終ラインのメンバーが変わった分、リズムも違いますし、ボールの持ち方も少し違うし、ポジションの取り方も少し違うし。そこら辺が一番の要因かなと。でもこれで勝って、何て言うんですかね、勝ってOKというより、僕は今日は意味のある敗戦だったんじゃかなと。（菅沼）駿哉も30歳、（新里）亮も30歳、（高木）大輔も25歳。やっぱり一番このプロの世界で25歳、26歳、29歳、30歳が勝負所なので、その選手たちがそれを何ていうんですかね、経験というかそれを感じられたのが一番かなと思います。」

Q「高木選手は足の状態が心配ですが、復帰した後は怪我で離脱していたということでしょうか。」
森下監督「本人が痛いという風に言うのでそれは仕方ないですし。そこら辺も含めて、まだまだみんな甘いかなと。それは年齢関係なく。もうサッカーをやれている時点で不満を言っている暇もないですし、自分がどういう状況だろうが、もっと苦労されている方もたくさんいるし、そこの根本的なところをもう一回皆で共有したいなと思います。」

Q「今日の試合はメンバー構成が難しかったと思いますが、川﨑選手がトップチームのメンバーに入ったということで言い訳にされることはないと思いますが、川﨑選手が抜けたことで、試合前選手に強調されたことはありましたか。」
森下監督「攻撃のスタートはまだ動くこともたくさんあるし、ボールも入りますけどやっぱり最後のフィニッシュの前のもう一段階のところでいかに（川﨑）修平が変化を起こしていたかはもう明らかだと思うし、だからこそ、そこで違いを見せられるからトップチームに呼ばれてメンバーにも入ったと思うので。やっぱり数字で言うと5試合連続ですか、7点取っていてあれだけのアシストしている選手がいなくなると、プラス、やっぱり攻撃のスタートのところのメンバーが違うとそこは起こり得ることだと思います。サッカー的に言うと。
でも、僕はサッカー的にと言うより、さっき話した彼らはこれから将来ある選手たち、それは（菅沼）駿哉も（新里）亮も、30歳ですけどまだまだやれると思うし、それは年齢関係なく、一番はそこの心の持ち方を今日の敗戦から学んで欲しいなと思います。」

Q「今日の藤枝は反則ギリギリというか、かなり激しく潰しに来ていましたが、逆にそれはガンバ大阪U-23が警戒されて証でもあるのかなと思いましたがいかがですか。」
森下監督「自分たちの動かし方も悪いからああいう状況になるわけで、前半の立ち上がり、後半の立ち上がりなんかはちゃんと自分たちでポジションを取って、ちゃんと選べば割れることもたくさんあったので。でもやっぱり最後のところの迫力がやっぱり足らないし。まあそこは（川﨑）修平がいなくなったので、ちょっと考えなきゃいけないんですけど、でも一番は（川﨑）修平がトップに行って、もう何人もトップに行ってもらってこれから入ってくるユースの1、2年生と今いるユースでやれるのが僕の使命だと思うので、これはもう勝ったら一番いいかもしれないですけど、そこに一喜一憂せずに彼らの将来に対して今できることを徹底してやりたいなと思います。」