森下監督「本当に勝ちきれませんでしたけど、福島戦に続いてユースが半分以上いる中で、本当にいいゲームになったと思います。最初、ちょっと攻撃の判断のミスでボールを奪われて失点しましたけど、本当に試合を通しては自分たちがやりたいこともたくさんでましたし、守備も粘り強くやれましたし、何せオム（山口）が凄かったです。去年から初めて試合終わってから褒めました。本当にオムのパフォーマンスが素晴らしかったと思います。」

Q「山口選手ですが、今日はいつもの試合よりもプレーエリアが広く、中にも入って攻撃の起点になるようなプレーも多かったと思うのですが、その辺りは狙いだったのでしょうか。」
森下監督「もう彼らはどういう状況だったら自分がどこのポジションに入るのかはだいぶ理解してきているので、あの得点シーンもそうですし、オム自身がその判断が凄く上がってきて、今日は特にユースの選手が多かったのもあって、自分の中で責任感も生まれたのか、本当に今日は素晴らしかったと思います。」

Q「DFラインではシン ウォノ選手が久々に先発して、彼も左サイドで積極的なプレーをたくさん見られたと思いますが、彼の評価をお願いします。」
森下監督「本当に日本に来てから、怪我も重なって、彼は基本的には通訳が付いていなくて、日本語も勉強しながら、色んなことをもがきながら、本当に韓国から日本に来て難しい状況でずっとやっていると思いますけど、今そうやって苦労している分、本当にポテンシャルは高いのでもっともっと練習すれば彼も走力、球際の強さ、あとクロスもありますし、もっともっと彼の良さを出せると思うので、まだ本当に一年の中で、コロナ含めて怪我を含めて、全部で2ヶ月ぐらいしか練習できてないんじゃないかなと思うので、あと残り1ヶ月半、来年に向けて彼が少しでもトップに絡めるようにトレーニングしたいと思います。」

Q「森下監督がおっしゃったように山口選手は左SBだけでなく、中に入っていったりとか、３バックも経験して、組み立ての部分であったりとか、いろんなことを監督がやらせていた空中戦の強さとか、今日の試合で凝縮していたような感じがありますが、彼にいろんな経験をさせてきたことが今日に繋がったという感じでしょうか。」
森下監督「色んなサッカー的な判断の部分も上がって来ていますし、元々、止めて蹴るという技術を彼は持っているので、そのファーストタッチを、止めるのは止められるんですけど、止める場所、自分がどうやって準備するかというオフザボールの部分も凄く良くなってきて、どこのポジショニングを探したらいいかというのも凄く良くなってきている。あと一番よかったのは、凄く勇気を持ってプレーをしていたなと。全く恐れることなく本当にやってくれたのが凄く嬉しかったです。」

Q「左のずっと機能していましたが、今日は右でも攻撃を作って、山口選手が入ってきての得点も生まれましたが、中村選手自身も厳しいところでボールを受けたりとか、終盤もあれだけ守備をしながらカウンターを牽引したりと相当タフに戦えるようになってきたと思いますが、その辺の評価はどうですか。」
森下監督「もう本当に仁郎（中村）も景司（村上）もそうですけど、元伸（荻野）も颯（當麻）も隆星（菅野）も本当に凄くたくましくなってきて、あと一ヶ月半で終わるのが本当に残念でしょうがないです。」

Q「立ち上がりに失点はしましたが、その後持ち直して、自分たちらしいサッカーが出来たという点では勝ちきれなかったものの、次に手応えに繋がるような試合だったのでしょうか。」
森下監督「もう本当に誰が出ても、ユースが半分以上出ても、どの相手でも相手を圧倒することができるようになってきているので、あとはやっぱり勝負所の、勝負の本質的な勝ち切るところにもフォーカスして、残り8試合、ホーム4試合ありますけど、またアイツらの試合を見たいな、終わった時にやっぱりU-23がなくなることを凄く残念に思ってくれる人を1人でも増やせるようにファイトしたいと思います。」