森下監督「今日は遠いところをガンバのサポーターに来ていただいて、まずこの場を借りて感謝の気持ちを言いたいと思います。本当にありがとうございます。ゲームに関しては前半、穴があったのと怖がってプレーしている選手が2人いて、それで難しくなりましたけど全体の内容としたらまあ、悪いものでもなかったですし、ハーフタイムに言ったのは、そういう選手が1人、2人いると穴を突かれるのがサッカーで、でも後半ちゃんと自分たちのやることをやって、最後も相手が前線にパワーをかけてやってきても、今はもうだいぶ逞しくなって、そこの守備もできて、まあ後は攻撃のところでボールが、ポジショニングも悪くない、アクションも悪くない、ボールが自分の足元に入っている中で前線の選手のそこの最後のクオリティをもっともっと上げていけば勝てた試合だったんじゃないかなと思います。でもグラウンドも気候も、自分たちのものとは全然違うところで、よく逞しくやれたなと思います。」

Q「穴があったというのは前半交代させたところだと思いますが、ジェファーソン選手を左SBにスイッチして、山口選手を一つ前に出してそこでかなり良くなったと思いますが、その狙いはどうだったのでしょうか？」
森下監督「もうその通りで、相手が何をやってくるわけでもないので。セカンドボールを拾うか、ワンツーか、ワンタッチして背後か、ものすごく判断材料少なくサッカーをしてくる相手だったので、ワンツーでその前もやられていたので、迷いがあってグラウンドに立つとああいう風になるというのがよく分かったんじゃないかなと思います。」

Q「形を変えてから本来のガンバらしさも出て、なおかつ塚元選手が自分の持ち味を出してしっかりと追いつきました。後半の戦いぶりは良かったと思うのですが、手応えはいかがですか。」
森下監督「そうですね、やっぱり今、もううちの選手たちはユースの選手が半分でも、昨日もトップチームで何人か出ていましたけど、彼らが戻ってきても自分たちがちゃんと相手を見て、どうやって動いたら優位な状況ができてくるかっていうのをほとんどの選手が理解している中で、やっぱり（シン）ウォノに関しては怪我もあり、コロナもあり、ほとんど練習を積めていないという中で迷った状況でやっぱりグラウンドに立っているので、そこはもう練習を積んでいけば問題はない部分と、あとは彼が本当に覚悟を決めて、本当に強い気持ちを持ってピッチに立てれば、また連動する自分たちの中に入っていけると思うので。本当にトレーニングを積んでいるメンバーでもうやれば、相手を相手の陣内に押し込むところはできると思います。でも（中村）仁郎には言いましたけど、仁郎のところに入って、本当に入れ替わったらビッグチャンスにもなるし、そういうシーンが多々あったのでそこは個人としての強さ、逞しさ、それが（川﨑）修平なんかはJ3の中では格の違いが出てきて、去年の（食野）亮太郎もそうですけど、そういう部分が出てくるともうJ1でも十分やれるという証明は先輩たちがしてくれているので、そこはもっともっと強く、要求していきたいなと思います。」

Q「中村選手は相手に警戒されて、2枚、3枚と相手のマークがついていますが、そこを乗り越えればというか、今はいい意味での壁や課題にぶつかっているように思いますが、いかがでしょうか。」
森下監督「そうですね、でも去年までもそうですけど、ワイドに張っているだけだったんですけど、今は本当にプレーエリアも広がって彼の仕掛け、彼のシュートは大きな武器になってきているので、課題も改善点も僕も仁郎も共通で認識しているので、それを残り7試合ですかね。次は特に負けていない秋田なので、首位のチームに彼がどれぐらいできるか楽しみにしています。」