片野坂監督「このような結果になり、本当にガンバのファン・サポーターの方々、今日もカシマスタジアムまで足を運んでいただいた方々に申し訳なかったと感じています。この結果は私自身の責任でありますし、このような結果を招いたのも、私がメンバーも戦い方も含めて決めたことで、その結果がこのようになり、非常に悔しく残念に思います。鹿島さんとは開幕戦で戦って、途中で退場者が出ましたけど、1-3と悔しい敗戦を喫しました。そこから今日のルヴァンカップはアウェイではありますが、そのリベンジをしたいという中でいろいろな準備をしてきましたけど、まだまだやっぱり我々は力がないというのを感じさせられました。なんとかこの敗戦を教訓にして、今度はリーグ戦を含めてまた4月に入って連戦があります。切り替えてまた連戦で、喜び合えるいいゲームができるようにしっかりと準備して戦っていきたいと思います。」

Q「前半にあった勢いが後半ちょっとなくなったように感じましたが、その辺の要因をどう分析されていますか。」
片野坂監督「少し下がりすぎてしまって、守備の方もボールを奪いに行くことも伝えたんですけど、鹿島さんも動かしのところでやっぱり我々の嫌な立ち位置を取りながら、そして攻撃もシンプルにやりながら球際も戦ってくる、その中で守備のスイッチを入れることがなかなかできなかったのかなと。もちろんやっぱりビハインドなので、得点を取りに来るというところの圧力は感じていましたし、選手もリードしているからという中で決して守りに入った訳ではないと思うんですけど、守備のところも前線と後ろがしっかりと意識を合わせてやることがすごく大事だと思うので、その部分でうまくプレッシャーをかけること、そしてその奪ったボールを自分たちが展開に持っていくことができなかったのかなと。ハーフタイムにも守備のところも少し提示はしたんですけど、やっぱり鹿島さんの圧力の方が上回っていたのかなと感じます。」

Q「藤春選手は今季初出場でした。なかなかコンディションが上がらなかったと聞いていましたがようやく出場できたことは好材料だと思いますが、その点はいかがでしょうか。」
片野坂監督「ハル（藤春）に関しては左サイドを主に、サイドバックやウイングハーフをやることが多いですけど、トレーニングからコンディションも良く非常にいいパフォーマンスをしていたので、思い切って使ってみようかなというところ、そして黒川もずっと連戦で使い続けていたので、そういったところで藤春との競争、共存をというところも一つ持っておきながら、藤春が90分はどうかというところはあったんですけど、何とかチームの力にというところはやってくれたと思います。ハル自身もまだまだここから90分戦えるコンディションも上げてほしいですし、チームのために貢献するクロスだとか得点というところも期待して、また黒川との競争をやって欲しいなと思います。」

Q「失点の形がセットプレーが多くて、警戒していたと思いますが、振り返っていただいてどういう受け止めをされていますか。」
片野坂監督「はい、セットプレーから3失点だったのでここは改善が必要ですし、やっぱりやられてはいけないと思います。4失点目に関しては攻めるのか、守るのか、前線に選手を残すのであればどういうところが危なくなるかというところも、少しジャッジが遅れたり、準備が遅くなっていたところがあったと思います。そういったところもまたしっかりと選手と合わせてとにかくセットプレーの失点というのは非常に厳しいところがあるので、なるべく減らさないといけないと思いますし、逆に得点を増やしていかなきゃいけないので、そこは課題として今後に活かして修正していけたらなと思います。」