片野坂監督「水曜日のナイター、ルヴァンカップのグループステージの敗退が決まっている中、今日の鹿島戦にファン・サポーターの方もたくさんお越しいただき、何とか勝つゲームをお見せしたかったんですけど、残念ながら1-3という敗退になり非常に悔しく、残念に思います。もちろん我々の今のチームの状況だとか、グループステージを敗退している中でのゲームだとか色々なものはありますけど、選手はしっかりとピッチに立って、自分のできることをトライしてくれたと思います。結果は出ませんでしたけれど、今日出た選手がどれだけ鹿島さん相手に出来たか、何が足りないのか、そういったところを自分に矢印を向けて受け止めて、また次への成長に、そして今後の試合に向けてもこの経験を活かして欲しいなと思います。久しぶりに出た選手や、ユースの選手も本当に時間内の中で、タフにチームのために戦ってくれました。やっぱり、ガンバ大阪というクラブの総合力の中で、そういったユースの選手の逞しさ、今クラブとしてどういうことをトライしているかということを、示すことが出来たゲームではあったと思います。結果が出なかったのは、私自身、まだまだ選手へのアプローチ、戦術を含めて、そういうところもやっていかなければいけない足りなさもありますし、選手個人もまた次に活かして、中2日ではありますけど、ダービーに向けて全員でまた、切り替えて回復して、アウェイにはなりますけど、勝つゲームをしていきたいと思います。」

Q「ユースの選手を2人起用して、まずパフォーマンスをどう感じたか、1人ずつ教えていただけますか。」
片野坂監督「2人は非常に良かったと思います。本当に合流してすぐのレイソル戦も、南野に関しては途中から出場、桒原に関してはベンチ入りだったんですけど、今日は2人トレーニングをしている中ですごく気合も入っていましたし、出たい意欲も出していましたし、思い切ってこういう状況の中でもちょっとチャレンジしてみようかなという風に思いました。それは2人がやっぱり、トレーニングの中からそういう準備をしてきたからこそだと思います。そして実際にゲームに出て、入ってプレーしましたけど、本当になかなか合わせる時間がない中で、あれだけアラートにハードワークして戦ってくれたということは、すごく良かったと思いますし、彼らの今持っている最大値を出してトライしてくれたなという評価ですね。」

Ｑ「メンバーがなかなか使えない選手もいたというところもあったと思いますが、今日はウェリントン選手が真ん中でプレーしたり、試合の途中に藤春選手がCBの位置に入ったりとか今までにやっていなかったこともありました。何か片野坂監督がこの試合の中で新しく発見したところはありましたか。」
片野坂監督「ウェリントンも今シーズン初めて90分ですね、使うことができて、彼も本当にトレーニングでも何とかチームのためにという思いでやってくれているので、90分まだまだハードワークするところというところは課題があるかもしれないですけど、何とか90分走り切ってやりきってくれたところは良かったと思いますし、ウェリントンの良さというものも出してやってくれたので、また今後にも繋がる攻撃的なポジションというところでは、色々と状況によって、もしくは先発というところも考えながら出来るのかなと。そして今言われたように藤春に関しても、ハルも大体SBの選手ですけど、やっぱり状況によって今CBのところも今日トライして、またそこのプレーの幅が広がれば、例えば3バックだとか4バックでも左のSBに黒川が入れば、そういった左利きを並べることもできるし、新たなそういう攻撃的な部分というところも使えるんじゃないかなというところも今日見て感じ取れました。そして他の選手も、自分の少し違うポジションで、例えば三浦弦太も右SBに入ってやったりはしていましたし、本当にそういうオプションだかとか、今後どういう状況にチーム状況がなるかわからない中では、そういう普段やり慣れていないポジションでもそうやって、しっかりとトライしてくれたことはすごくポジティブですし、今後にいろんな状況によってというところの使い分けが出来る幅は少し広がった部分はあるかなと思います。ただ、まだまだやっぱり本職というか、適正なポジションというのはやっぱり藤春にしてもサイドだと思いますし、三浦弦太もCBだと思いますし、そしてウェリントンもやっぱり彼の良さが出るポジションというところは前線なのかサイドハーフなのかというところは、また見極めながら、今後の大枠としては色々発見できたゲームにはなったかなと思います。」

Ｑ「南野選手は相手が鹿島ということを抜きにしても守備ではハードワークしていました。今回メンバーが足りないという要素もあったと思いますが、あれぐらい守備が出来れば今後のリーグ戦でも後半などに守備でプレスを求める選手として十分、使えるレベルにあると思うのですが、その辺の評価を聞かせてください。」
片野坂監督「言われたように、本当にそこは遥海の良さでもありますし、あれだけチームに貢献してくれるというところは、すごく今日のゲームで助かった部分も大きいですし、彼も本当にこのチャンスをモノにしたいという思いの中でトライしてくれたので、今後も活きると思いますし、すごくいいゲームをしてくれたなと、いい入りをしてくれたなと、いいプレーをしてくれたなという評価ですね。なので、今後のリーグ戦もそうですし、天皇杯もあったり、そしてチームもまた怪我人が出たり、コロナがどういう風になるか分からない中で、南野のこの役割とプレーというのはすごく評価が出来るんじゃないかなと感じています。」