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プレシーズンマッチ
2022.11.19(土) 14:00キックオフ
vs.フランクフルト
パナソニック スタジアム 吹田
試合終了
ガンバ大阪

2

-

1

フランクフルト
0
前半
1
2
後半
0

81 ' 山見大登

87 ' 山本悠樹

38 ' トゥタ

試合後監督コメント

監督

松田監督「今シーズン最後の試合を勝利で締めくくれたというのが非常に嬉しかったです。選手たちのハードワークに感謝したいと思います。前半からアグレッシブに戦おうということで、ボールを奪うこと、そしてゴールを目指すことというのは、ある程度体現できたのかなと思います。ただフランクフルトさんも多分、今回来ているメンバーの中ではベストメンバーを組んできたなと。我々が予想したメンバーに近かったですね。代表組を除いたメンバーに近くて、なかなか個々のパワーとか、そういうものはやっぱり難しいなという試合になりました。そんな中でミスから失点だったかなと思いますけども、我々の得点も相手のミスからだと思いますし、やっぱりそういう一つのミスというのはこれだけのチームになると決め切る力があるなとも改めて思いましたし、ただ、後半メンバーを変えて出て行った時にちょっと今年の主力が多かったとは思うんですけども、そこで力を見せてくれた、そして逆転してくれたというのは、本当にサポーターの皆さんに最後に感謝の気持ちを表すという意味でも、非常にいい試合の締めくくり方ができたかなと思っています。」

Q「松田監督のおっしゃる通り、ミス絡みの失点で流れが相手に行ってしまったところはありますが、そこから一気に畳み掛けるというか、2点目、3点目を取りにギアを上げてきたと思います。その辺りが海外勢の勝負強さというか、行ける時に一気に行こうというような脅威を感じられましたか。」
松田監督「そうですね、サッカーの試合では得点、失点、とにかくゴールが生まれた後の5分間というのはすごく大事な時間帯で、あそこでやられそうでしたね。追加点を奪われていたら非常に難しい試合だったなと思います。実際、そこの勝負どころをやっぱり逃さないなというところもありますし、ちょっとクオリティが相手も不足した分でうちは助かったかなというところですかね。ただ、そこを凌いだことが後半の逆転につながりましたし、出来れば後半のメンバーに繋げるのに0-0で折り返せば、勝負を取るということに関しては理想的だなと思っていたんですけど、そこはちょっとした誤算でしたけども、1失点に抑えてくれたというのが、連続失点しなかったのが最終的に大きかったと思います。」

Q「前半から中村選手が右サイドで彼の持ち味を出していたと思いますが、後半に向けて前線の選手を変えた中で、中村選手を継続して起用したというのは彼がいいプレーをしていたことに加えて、今後のガンバを引っ張っていく存在としての期待値もあったのでしょうか。」
松田監督「そうですね、誰かがやっぱり90分出ないと人が足りなかったので、その候補としては(中村)仁郎がいました。やっぱり若くてエネルギーをたくさん持っているだろうということでその候補に挙げました。ただ、もし全然通じないとかブレーキになっているということであれば、やっぱり試合は負けていい試合なんてないですから、勝つために交代というのは考えないといけなかったと思いますけど、(フランクフルトの背番号)2番のエンディカですかね、彼は常時試合に出ているような選手ですし、彼相手に非常にいい仕事をしていたし、そしてエンディカ自体が困っているなという感じがしたので、後半はトップ下に持っていこうかと思っていたんですけど、予定ではね。ただ、そのまま当てて行った方がいいのかなということで、サイドはそのまま、そして石毛選手を真ん中に持ってきたという形だったんですけど、それはそれで彼が非常によく頑張っていたし、こういう経験で何かを掴んでほしいなという、それは本当に期待感はずっとありましたし、これまでやっぱり出場機会がなかった分、今日見せてもらったらいいなというのがあっての先発からの起用でした。」

Q「先ほど、中村選手に何かを掴んでほしいとおっしゃっていましたが、全体的な部分でも若い選手が今日はたくさん出場しましたが、こういう機会をそれぞれの今後のキャリアの中で、どう活かしてほしいと感じていらっしゃいますか。」
松田監督「やっぱり今日感じたことというのがそれぞれあると思うんですね。そこでどれだけのことを感受性豊かに感じるかということがやっぱりすごく大事で、ただの経験で終わらせてしまう、ほとんど忘れているというのだと困るというか、せっかくの機会だし、フィジカル的な強さ、速さと強さというのはやっぱりドイツのチームだなという感じがしましたし、そこでなかなかセカンドボールが拾えない、いつもだったら拾えてるところを球際のところで向こうにこぼれてほとんどセカンドボールを拾えないとか、そこは日本人の良さの走力だとか、組織でよってたかって複数の人間でなんとか解決するとか、そういうことで対応しましたけど、そういうことをしっかりと覚えていてほしいと思うし、こればっかりはやっぱり経験しないと絶対に分からないことなので、すごく貴重なことなんだということをまず分かった上で、どれだけのことを感じながら考えながらプレーしたのかというのはちょっと聞いてみたいぐらいですけど、その差によってこれが活きるか、薄っぺらい経験で終わるか変わると思うので、そこのところは意識高く戦ってくれたと思っていますし、そこのこと自体が今後の彼らの選手生活に絶対に活きることだと思うので、そういう形で今日は経験出来たのは良かったんじゃないかなと思います。」

Q「J1の残留争いが終わったことで、その足枷がなくなったところで試してみたかったこととか今日選手に期待したことを教えてください。」
松田監督「基本的にはプレースタイルというのはシーズン中と同じだったんですね。4-2-3-1っぽく今日は組んだ部分はありますけど、守備になったら大体4-4-2ですし、ずっと同じようなシステムだったんですけど、やっぱり残留争いをしている間は1点リードしたり、ちょっと劣勢の時はまず固めよう、みたいな形でカウンターの機会を狙うとか、とにかく勝点3からの逆算のプレーに重きを置いたところが多かったと思うんですけど、もともと今日のように前からプレッシングに行く、外されたら帰ればいい、というような割り切りとか、そういうのがなかなかチームとしてはやろうとしていても何となく状況がそうじゃなくなったプレーを選手個々が選んでいるような感じになったところはあったし、それで選手が何となく安定感を持ってやっていると感じた時にはあえてそれを変えなかったですし、やっぱり(試合は)生き物だし、選手が(ピッチの)中で感じていることというのは大きいのかなと感じましたし、そんなところがあったんですけど、今日はとにかくやっぱりチャンスがあればどんどん前からプレスをかけに行ったら全員が連動して片方のサイドに寄ってくる、サイドバックにどんどん前に行って、その分後ろも全部スライドしてボールサイドに寄せていく。逆サイドに振られたら戻ればいいし、ハードワークだけどまたスライドしなおせばいいし。でももっとプレッシャーをかければサイドチェンジもされなくて済むし、というようなとにかくアグレッシブさ、攻撃に関してはもうボールをカットした選手が(前にボールを)付けたら、どんどん追い越していくというか、セーフティなところでサポートに入るわけではなくて、追い越して行ってそれで相手がそれに付いてくれば、そのボールを持っている人はフリーになれるし、後ろからまた来た人につないで逆サイドに展開したり、後は背後をどんどん狙うことで相手がタッチに逃げれば、そこからまたスローインということでずっと押し込んだ感じで試合ができる。そういう感じのことを今日は、結果にとらわれることは全くない試合なので、そういう意味で楽しむということからすると、トライしていこうと。だから何となくやろうとしていることはいつも一緒なんですけど、状況がやっぱり今日とは違った状況になっていたし、今日はそれがとっぱらわれてアグレッシブな姿勢が少し出たかなと思いますけど、すぐにそれをやろうといって、やれるということでもないのかなとも感じましたし、あとは相手も力を持って支配している時間帯というのは、こっちもブロックを引いて守るということが一番効果的かなと思えば、それ(をやる)。それに関してはよく出来ていたなというのもありますし、今日特別というわけではなくて、でも状況がそういう形にさせてくれたというのはありますね。」

Q「今回のブンデスリーガジャパンツアーは今年が初開催でしたが、ガンバ大阪をはじめ、Jリーグのクラブがブンデスリーガのクラブと対戦する意義をどのようにお考えですか。」
松田監督「ブンデスリーガに限らないですけどもブンデスリーガは特に、ドイツのサッカーはやっぱりゴールを目指すということに関してはすごく、ダイレクトプレーとポゼッションプレーという言い方もあるかもしれないですけど、ゴールに直結するプレーをまず選ぶ。優先順位はそこにある、というその部分が非常に強いお国柄だと思っていて、日本のサッカーはその部分がちょっと弱いかなという。五分五分だったら出すというところをかなり成功率みたいなものを求めて、それをやらないというプレーが多いと僕は感じていて、そういう意味ではもちろん揺さぶってから攻めるというのはありますけど、チャンスがあったらまず五分五分だったら出して相手にどんどんプレッシャーをかけていくというか、そういう戦い方というのが非常にドイツのサッカーを見ていて感じていたところで、ドイツの人からすると日本のサッカーはちょっとやっぱりダイレクトプレーの意識が少ないんじゃないかといわれることもあるんですけど、そういう意味では上手いんですけどゴールにあまり繋がってないよね、というような感じのところがあるんじゃないかなと。それは我々がそこが強みという意味ではそれもありですけど、チャンスの時にやっぱりゴールを目指すというところ、隙があるうちに隙をついてしまうとかいうことに関してはブンデスリーガに学ぶことは本当に多いんじゃないかなと思うし、それはサッカーを観る上でやっぱりゴールというのが一番エキサイティングなシーンですから、参考になる部分じゃないかなと思います。」

試合後選手コメント

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