ポヤトス監督「まず一番最初に、ファンの皆さまにはここ数年苦しんできたという思いがあったと思うので、しっかりと胸に喜びを届けられたというところが自分の中でも嬉しく思っています。今日のチームは、戦術的に完成された形だったのかなと思っています。前半もう少しボールを持ちたかったというのはあるのですが、後半に入った時にはポゼッション率も少しずつ上がってきましたし、自分たちが快適にプレーできる時間も作ることができました。その中から決定的なチャンスも数回生まれましたし、セレッソさんの決定的なチャンスがあったかというと、今日はそんなになかったのかなと自分自身では思っています。選手に対しては落ち着いてという形のメッセージを送りましたし、私たちの今いるメンバーでガンバを上に必ず持っていくんだよということも伝えました。ですので、今日は大いに楽しんで、しかし明日からしっかりと休んでそこから名古屋戦のことを考えていきたいと思います。」

Q「宇佐美選手のゴールも本当に見事でした。ポヤトス監督も喜んでいましたが、改めて彼の決定力、彼の持ち味を今日のゴールを含めて教えてください。」
ポヤトス監督「（宇佐美）貴史のことは何回か皆さんの前でお話ししているのでリピートするのもどうかなと思うんですけど、やはり宇佐美貴史という選手は、タレント、日本の宝だと自分自身で思っていますし、ヨーロッパに行った時にも小さなチームではなくてバイエルン・ミュンヘンという世界で一番のチームに行きました。やはり、彼には底知れないものがあると思っていますし、今の彼の状態をすごく嬉しく思っていますし、タレント性とコンディションが合わさっているのが今の状態だと思っています。ですので仲間と一緒にサッカーをする喜びを、もっともっとフットボールを楽しめるように自分自身助けてあげたいですし、本当に彼はとてもとても、タレント、能力が高い選手だと思っています。今までヨーロッパにたくさんの選手が日本から飛び出していきましたけど、その中で一番の選手だと自分自身では思っています。」

Q「先ほど、戦術的に完成された試合という言葉がありました。半田選手が入ってDFラインが安定していたと思いますが、警戒していたレオ・セアラ選手にいいボールが入らなかった要因はどの辺だとお考えですか。」
ポヤトス監督「まず1つ目は、私たちのスタッフが、信じられない形の分析の仕事をしてくれたということ、まずそのお陰だと自分自身は思っていますし、後はそこの中からどのように、プレッシャーをかけていくかというところが整理できていたことだと思っています。2つ目は、これはディフェンスラインだけでなくて、全員が責任を持ってフォワードのところからのプレッシャーもそうですし、ウェルトン、（坂本）一彩、トク（鈴木徳真）、（宇佐美）貴史ら全員がディフェンスをしっかりとしてくれたと。そういうことによって、最終ラインに来た時には相手にとって不利な状況でボールが動いていたので、今日は全員でディフェンスをできたところがあったと思っています。加えて、今日は逆サイドのセンターバックとサイドバックの間のギャップというところをしっかりと埋めてくれたなと思っていますし、本当にチーム全体でよくやってくれました。このチームは本当に、試合ごとに成長しているなという感覚を持っていますし、これからもそれを続けていきたいと思っています。今日は、ディフェンス面も素晴らしい試合だったと思っています。」