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明治安田生命J1リーグ 第17節
2022.6.18(土) 19:00キックオフ
vs.横浜F・マリノス
パナソニック スタジアム 吹田
ガンバ大阪
横浜F・マリノス

2022.6.17[チーム]

[プレビュー]巻き返しへのリスタート。首位相手に中断期間中の成果を見せつける

天皇杯2回戦を総力戦で制した後、16日間のインターバルを挟んだガンバが再び、戦いの舞台に戻って来る。
過密日程を戦ったシーズン序盤は離脱者も出たガンバだが、中断期間には頼れる守護神の東口や倉田、髙尾もチームに合流。「今のチーム状況をどう考えているか共有できたし、今後に向けての戦術の意思統一、これからどう戦うべきかをすり合わせることが出来た」と片野坂監督は話す。

リーグ戦は連敗中のガンバだが、直近の鳥栖戦では1-2で競り負けたものの、指揮官が本来目指すボールの動かし方も含めて随所に良さも見てとれた。
1試合消化が少ないとは言え現在13位のガンバにとって、夏場の巻き返しは不可欠。この先も過密日程が待つ今季だが、中断期間中に再確認したのはチームが目指す方向性である。「得点を取るために、相手のペナルティエリア内にどれだけ人数をかけて侵入できるかをチームとして取り組めた」とパトリックは話すが、やはり勝利を手にする上で不可欠なのが、相手ゴールをこじ開ける強さである。
「強い横浜F・マリノスに対してのチャレンジになる。強度を落とさず、戦術が浸透したサッカーをやっていきたい」と片野坂監督も語るが、夏場に不可欠になるのはボールを握る時間帯を増やすことだ。切替えの速い相手に対して恐れることなくボールを動かし、チャンスでは大胆な仕掛けを見せる覚悟を選手たちも定めている。
そして難敵相手に心強いのが「ヒガシは使います」と指揮官が明言した東口の復帰である。今季初出場となる守護神は有形無形の効果をガンバにもたらすはずだ。

一方の横浜F・マリノスは前節、磐田に快勝し首位に浮上した。現在連勝中の横浜FMだが、ガンバにとって最も警戒すべき存在はリーグ最多となる30得点を奪っている攻撃陣である。今季7点を決めているチーム得点王のアンデルソン ロペスは出場停止中のためピッチには立たないが、仲川と西村はそれぞれ4得点。最前線のブラジル籍選手も調子を上げており「スピードと強度の高いチームで隙を突いて来る。集中を欠くと危ない」と片野坂監督も警戒感を隠さない。とりわけガンバにとって要注意なのは好調の両ウイングへの対応だ。水沼は今季3アシストをマークし、仲川も依然変わらない速さを見せている。得点数、シュート数、パス本数全てリーグ一位の横浜FMに対してボールを握られる時間はありそうだが「なるべくプレッシャーをかけて相手の陣地でボールを取れればチャンスになる」(小野瀬)。ガンバが目指す攻撃につながる守備の強度も、首位撃破に向けてのポイントになりそうだ。

横浜F・マリノス戦を皮切りに、天皇杯を含めた連戦に突入するガンバ。「首位を走り、上位にいるチームとの対戦なのでモチベーションは非常に高い。ガンバにも質の高い選手がいるしビッグマッチになる」とガンバのプライドを体現してきたパトリックは真っ向勝負を宣言した。
難敵ではあるが巻き返しに向けて格好の相手に、ガンバが中断期間中の成果を見せる時が来た。

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