前節の勝利でJ1残留を決定させたガンバは、降格圏からの脱出を狙う17位松本山雅FCとホームで対戦。
この試合に宮本監督は前節仙台戦で2-0と完勝を収めた試合と同じメンバーをピッチに送り出す。
立ち上がりからガンバが積極的にボールを握るが、松本が高い位置でボールを奪取しゴールに迫る場面を作る。
前半8分 最初のチャンスは松本に訪れる。スルーパスに反応した永井がペナルティエリア内でボールを受けると左足で放ったダイレクトシュートはポストに当たり難を逃れる。
前半11分 右サイドからのコーナーキックは一度相手DFにクリアされるも、こぼれ球を繋いで小野瀬が強烈なシュートを放つと、これが相手GKの指先をかすめゴール右隅に決まり先制。
その後はガンバがボールを握りながらゴールを目指し、一方松本はカウンターを狙う展開に。
30分、ゴール前で細かくパスを繋ぐと左サイド藤春からのアーリークロスに矢島が頭で合わせる。矢島のシュートはポストに阻まれるが、こぼれ球に井手口が反応すると、これをプッシュし追加点。井手口のガンバ復帰後初ゴールで2-0とリードを広げる。
45分、ペナルティエリア付近でボールを受けたアデミウソンがドリブルでゴール前に侵入。相手DF3人を引き付け、ゴール前に折り返すと、これを井手口がつま先で押し込み3-0とし、試合を折り返す。
後半も立ち上がりからガンバがポゼッションを優位に試合を展開。
54分に2得点の井手口に代わり倉田が交代でピッチに。
すると58分、交代で入った倉田のプレスから高い位置でボールを奪うと、ショートカウンターで素早くゴールに迫る。矢島が右サイドからクロスを上げると、アデミウソンが右足でうまく合わせて4-0に。
64分にはアデミウソンに代わり渡邉が投入されると、直後の66分にその渡邉が早速チャンスを迎える。ニアサイドへのシュートはポストに阻まれるが、アグレッシブにさらに追加点を狙いに行くガンバ。
70分を過ぎた辺りから松本も立て続けに選手交代を行い、反撃に出るが、ガンバも79分に小野瀬に代えフレッシュな福田を投入し、相手の攻撃に対抗。集中した守備で得点を許さずゲームは終盤へ。
だが、完封勝利目前に思えた90分。高い位置でのスローインからボールを繋がれると、右サイドを崩され松本・水本にボレーシュートでゴールを許し失点。
その後も松本はJ1残留に向け、猛攻に出るが、アディショナルタイムの4分間を凌ぎ切り、試合終了。
完封こそ逃したものの、そのまま4-1で試合を終え、2連勝でホーム最終戦を飾ることができた。