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2026.8.6[チーム]

[プレビュー]ガンバ新時代の幕開けへ。明神監督の初陣で目指すのは勝利のみ

新たなスタイルを積み上げながら、ACL2ではJリーグ勢初となる優勝を手にし、クラブにとっての悲願だった10個目のタイトルを手にしたガンバ。Jリーグ史上初となる8月開幕の新シーズンは、ガンバにとっても新時代のスタートになる。
イェンス ヴィッシング前監督の後を受け、新たに指揮を執るのはガンバの黄金期を選手として知り尽くすレジェンド、明神監督だ。

「チームが勝つことが一番だと思っている。そのために自分の全てを捧げたい」と就任会見で力を込めたかつての鉄人ボランチは、ヴィッシング体制のベースを生かしながら、早くも新たなスタイルをチームに落とし込み始めている。

「前からプレスに行って、縦に速くという攻撃を強度高く出来ないとタイトルは取れない。ただ、それだけだと難しいと思う」(明神監督)。現役時代は遠藤ヘッドコーチとともに「黄金の中盤」と称賛されたガンバのパスサッカーを支えた明神監督だけに、縦に速いスタイルだけでなく、ボールを効果的に動かすガンバの伝統も取り入れたい考えだ。
7月24日には能登復興支援試合で金沢に6-0で快勝。「チームとして夏場の戦い方をどうするかは整理できた」と中谷も開幕前の調整に手応えを口にする。浦和戦では明神ガンバがいよいよそのベールを脱ぐことになる。

ナショナルダービーと称され、幾多の名勝負を繰り広げてきた浦和との開幕戦だけに、パナソニックスタジアム吹田が独特の熱気に包まれることは間違いないが、公式戦の初陣を前に、指揮官の口調に過度な入れ込みはなかった。
「プレシーズンマッチだろうと開幕戦だろうと決勝戦だろうと1試合に全てを出すことを選手に求めている」と明神監督が語った言葉は、今後のガンバが目指す方向性を物語る。
大会の種類や対戦相手に関わらず、常に求めるのは目先の一戦で結果だけにこだわること。常勝軍団の哲学を選手として知る明神監督ならではのこだわりだ。

百年構想リーグで積み上げたベースは崩さないがガンバデビューを待ち侘びる植中もホームのサポーターの前で「DFラインの背後に飛び出すのは自分の武器。また起点にもなれるし、前線で何でも出来る選手だとサポーターの皆さんに持ってもらえるような開幕戦にしたい」と気合十分だ。

一方の浦和も百年構想リーグまで京都を率いた曺監督が新たに就任し、新たなスタイルを構築中だ。「京都時代のように守備でリズムを掴んでハイテンポでやって来ると予想している」と中谷は語るが、一方で高いラインを保つため「僕らはカウンターにも特徴があるし、一発を持った選手のスピード感もある」と攻略に自信を見せる。
新加入の元日本代表・水沼やガンバに在籍した南野ら侮れないアタッカーも控えているが、「開幕戦ということで皆の気合の入り方も違う」と若き守護神、荒木も選手の思いをこう明かした。
いよいよそのベールを脱ぐことになる明神ガンバ。宿敵からの勝点3で、その初陣を飾るのみだ。