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2026.8.14[チーム]

[プレビュー]アジアの切符も通過点。ガンバの総力で水戸相手に勝ちに行く

「一つの大きな目標だったのでACLEに出られて良かった」。就任2試合目で早くも絶対に負けられない戦いに挑んだ明神監督は、ACLEプレリミナリーステージ 江原FC戦の勝利に本音を口にした。

一発勝負のアウェイの地で、我慢の戦いを強いられながらも延長前半に名和田が劇的な決勝ゴールをゲット。浦和戦で3失点を喫した守備陣も要所で粘りを見せ、クリーンシートで勝ち切ったことに「何としてもACLEに出ようという話も皆でしていたし、勝ち切れて良かった」と安部も満足感を口にしたが、アジアの舞台を戦うチームの宿命が、リーグ戦との連戦だ。

「結果には満足しているが攻守において内容には満足していない」(明神監督)と勝って兜の緒を締める指揮官が次に目指すのは、目先の戦いで勝ちながら、明神ガンバとしてのスタイルをより確固たるものにすることである。
アウェイの韓国遠征から水戸戦までの時間は限られているだけに、戦術的な修正だけでなくコンディション面も重視したメンバー選考になるが、明神監督も「水戸までの移動も今回あるのでフレッシュな選手がどれくらいいるかもポイントになる」と話す。
120分間を戦い抜いた選手たちの状態を見ながらも、文字通り総力戦で水戸相手に勝ちに行くことになる。

「勝って修正するというのが大事」と経験豊富な初瀬もこう語るとおり、公式戦を戦いながら課題を潰す作業に取り組むガンバだが、連戦で重要なのは不用意な失点による追う展開を避けることである。
今シーズン、初のJ1を戦う水戸にとっては記念すべきホーム開幕戦だけに、当然モチベーションは高いはず。「試合の立ち上がりの15分にしっかりと入ること。どの試合もそうだが先制点が大事になってくる」と明神監督も言う。

前線から奪うのが理想だが、いずれにせよ不可欠になるのはコンパクトさを保つこと。前線のアタッカー陣が好調さを維持している中、名和田も「ここから信頼を得るにはまだまだ活躍することが必要。自分の価値を示していきたい」とJ1初ゴールに燃えるが、江原FC戦でも決勝点の起点になった植中も早くも計算できるアタッカーとして、存在感を高めている。

一方の水戸は開幕戦で柏に1-2で敗れたものの、後半は優勢に試合を進め、迫力のある攻撃を見せていた。ガンバが警戒すべきは柏からゴールを決めた内野である。「彼はペナルティエリア内で仕事ができる選手だし、何より動き出しが最大の特徴なのでそこには注意したい」と話すのは筑波大学時代に内野とチームメイトだった池谷だ。

「新しい選手も加わって、百年構想リーグの時よりもレベルがさらに上がっている」と明神監督も警戒感を隠さないが、ガンバにとっては連勝スタートに向けて勝点3だけを求める一戦になる。
誰がピッチに立とうと目指す方向性とスタイルは共有済み。「チームとしての底力を見せないといけない時期だと思う」と初瀬が言い切るように、全員の力で勝ち切るのみだ。