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2026.8.25[チーム]

[プレビュー]名古屋戦の敗戦も成長への糧に。天皇杯の初陣で滋賀相手に総力戦で勝ち切って見せる

アウェイの名古屋戦で敗れ、明神監督の就任後、初めて負けの苦い味を噛み締めたガンバだが、成長過程にあるチームにとっては全ての結果が次に向けての学びになる。
「勝った後も引き分けた後も、負けた後もその試合から成長して修正することが大事だと思っている」と明神監督も目先の結果に一喜一憂せず、目指すスタイルの確立だけを意識する。

名古屋戦から中3日の連戦でガンバが挑むのは天皇杯の2回戦。「2024シーズンの天皇杯はまだ忘れていない。そこに向けて勝って弾みをつけたい」と福岡が話すように6大会ぶりに元日に開催される決勝戦に向けて、ガンバは第一歩を踏み出すこととなる。

現役時代は選手として天皇杯を戦い、アマチュアチームも参加する日本最古のカップ戦が難しいものになることを身を持って知る明神監督は、こう決意を口にした。
「天皇杯というタイトルのかかった大会初戦になる。中2日で広島戦があるのでコンディションを見極めてベストのメンバーで行きたい」。

真夏に行われる5連戦の2試合目だけに若手からベテランまでの総力を結集して挑む滋賀戦になるが、変わらないのは、本来ガンバが目指す攻守両面のハードワークと、球際や走力などのベーシックな部分である。
「相手は失うものがないのでアグレッシブにジャイアントキリングを目指してくると思うが、僕らがやらないといけないのは自分たちのサッカー。そこを表現したい」とU-21 Jリーグでオーバーエイジ枠で今季初先発を果たした福岡も言う。

名古屋戦の教訓は相手のプレスに対する柔軟な戦い方だ。「滋賀の守備はハイプレスで来たり、ミドルブロックで構えたりするが前線4人の守備力は高い」と明神監督が警戒するように、滋賀はアグレッシブにボールを奪いに来る可能性がある。
ボールを動かしながら崩すのは理想だが、特に試合の入りに関してはシンプルに相手を裏返したり、リスクの少ないプレーを選択することも必要になるだろう。経験豊富な福岡も最終ラインの一員として「相手のサッカーに付き合わないことが大事になる。滋賀が前から来る10分か15分はチームとしてシンプルにやればいいし、5分とか10分でCKを与えないこと」とディテールの重要性を強調する。

滋賀県勢初のJリーグ勢としてJ3に参戦する滋賀は1回戦でJAPANサッカーカレッジに勝ち切っているが、J3リーグでも現在、2試合連続で3得点を奪って連勝中。松本山雅相手にハットトリックを達成し、現在J3で4得点を決めている北條は侮れないアタッカーだが、2014シーズンの天皇杯決勝戦で山形の一員としてガンバと対戦し、ゴールも奪っている39歳のボランチ、ロメロ フランクも天皇杯の戦い方を知り尽くすベテランだけに注意が必要だ。

広島戦には出場停止で出られないが安部もこの一戦の重みは熟知する。「前回の負けを払拭するような試合をして、広島戦に勢いを持っていきたい」。
元日決勝への長い道のりの第一歩を、ガンバがパナソニックスタジアム吹田で力強く踏み出すのみだ。