片野坂監督「連戦でのアウェイ清水戦、また午後1時キックオフ、非常に厳しい試合だったなと、（試合が）終わって感じています。もちろん、連戦なのでメンバー選考だとか戦い方を含めてどのようにするかというのは、短い準備期間の中でも選手に伝えて、選手はそれをトライしてくれたと思います。ただやっぱり、清水さんの勢いというのが非常に高い、迫力があってなかなかそれを跳ね返すことができず、受けることが多かったなと。まあ、前半を0-0で終えたのは良かったんですけど、後半もう少し挽回したいなという中で少しメンバーも変え、やり方もちょっと変化を加えたんですが、それでもなかなかうまくいかず失点してしまい、あとはもうフレッシュなメンバーがいるので、そのフレッシュなメンバーに賭けて、何とか勝点1をもぎ取ってくれたゲームだったかなと思います。本当に連戦でタイトなスケジュールの中、選手は最後まで走ってくれたと思いますし、戦ってくれたと思います。それが何とか勝点1ですけど、報われたことは良かったなと思います。次また、中2日でルヴァンカップのグループステージの大分戦、そしてリーグ戦の湘南戦と連戦で厳しい試合になりますけど、全員でしっかり準備していいゲームを出来るようにトライしていきたいと思います。」

Q「前節からスターティングメンバーを変えなかったところの理由をまず教えてください。」
片野坂監督「メンバーは非常に悩みました。やっぱり3連戦の3戦目、そしてアウェイで午後1時、非常に気候が暑くなるゲームだったので、このメンバーはずっと連戦を戦っているメンバーだったので、少しフレッシュな選手というところも考えたんですけど、京都戦、そしてその前の名古屋戦と良い形というか、自分たちの戦いというものを今のこのメンバーというのは出し切ってくれているところがあったので、その勢いを大事にしたいなというところで、また今日もそのメンバーで臨むようにしました。交代で入るメンバーもこのゲームでどういうものが必要になるかなというところを考えた中で、途中から入った選手もしっかりとパワーを出してやってくれたと思います。やはり11人だけでは出来ない、そして18人のメンバーも日頃のトレーニングからしっかりとやっていることが公式戦でも活きると思うので、そういう競争を促しながらまたチームのために貢献して欲しいと思いますし、私自身も連戦の中でのメンバー選考に関してまたもう一回しっかりとスタッフ、トレーナーとコミュニケーションを取りながらベストのゲームが出来るように密にやっていきたいと思います。」

Q「先ほど『少し受けてしまった』という言葉がありましたが、その理由として感じるところと、攻撃面で終盤のパワープレーやパトリック選手の高さを活かした攻撃以外になかなか前に運べなかった部分で課題を感じているところがあれば教えてください。」
片野坂監督「まず清水さんのオ セフン選手が非常に好調で、少し情報がない中でしたが身長が193センチあっておそらく高さが起点になるかなと。そういうところでうちのCBの昌子にしても三浦にしても非常に戦ってくれていて、何とか粘り強く戦えるかなというところだったんですけど、やっぱり清水さんがすごくアグレッシブに入ってくるし、しっかりとそういう狙いの中で前への推進力があるプレーをされていて、それをなかなか繋ぐというか自分たちもひっくり返すというところまで行けなかったかなと。そして動かし、攻撃に関しての得点を取るというところでは一つカウンターとかでチャンスを作ることは出来ました。そして動かしも自分たちも清水さんの守備に対して立ち位置を取らせて狙いを持ってやろうとしていたんですけど、非常に清水さんのスライドとかボールに対してのプレッシャーもよく、なかなか前進することが出来なかったですね。なので最終的にはああいう形の攻撃にせざるを得なくなって、そこで1点取れたことはそれは我々の強みだと思いますし、これまでも磐田戦でもパワープレーで点を取って同点に追いついていますし、我々の武器の一つでもあると思うので、それは割り切って、やっぱり攻撃のストロングの部分、選手の強さの部分というのは状況によって使い分けしながら、出来るだけそういう流れの中だとかでいい攻撃はしたいですけど、そこはまた自分たちが失わずにやるべきことをはっきりとした中でトライして行きたいと思います。」