片野坂監督「我々にとっては今日、勝たないといけない試合でした。勝たないといけない試合の中で選手も粘り強く、なんとか得点をそして守備のところは体を張って戦ってくれたと思います。しかし0対0で勝点1しか取れずに非常に悔しい引き分けになりました。試合の進め方も終わってこういう形になれば、色んなことができたとか、後で思えばあったと思います。我々も色々な準備をして来る中で、相手との関係を見ながら勝つためにチャレンジしました。勝つことが出来なかったということは、まだまだ我々の力が及んでいない、このセレッソさんの守備というものを崩すまで、攻撃の迫力、クオリティというところは足りていないというものを感じました。ルヴァンカップの予選リーグはもう一つの試合がどういう風になるか分からないですけど、もう1試合残っていますし、今後次から始まる連戦に向けてできる選手全員で、いいものにできるようにチャレンジしていきたいと思います。」

Q「攻撃の迫力というところで、ビルドアップをしながらもファーストチョイスがちょっと後ろ向きで、もう少し前向きの選択肢があればと思うのですが、監督はその辺りいかがでしょうか。」
片野坂監督「もちろん選手には、攻撃でやっぱりゴールに向かうということも伝えていますし、前に行かなければ押し込むこともできないし、ゴール前でのチャンスを作ることもできないので、やっぱりその辺は今後の課題だと思いますし、自分たちの動かしのところでもやっぱり、セレッソさんの守備の陣形を崩すまで、そこまでのスピードは足りなかったし、クオリティも足りなかったのでまだまだ積み上げていかないと簡単に得点はできないなというものも感じました。」

Q「パトリックが今日はベンチ外で坂本選手を先発で起用しましたがその意図を教えてください。」
片野坂監督「今日のセレッソ戦に向けて自分の中でメンバー構成を含めて、攻守両面の90分のマネージメントの中で、ベストなメンバーの18人を選んだつもりですし、その中の11人ということを選びました。パトリックもリーグ戦とルヴァンカップと併用して常に試合に出場していて、トレーニングでもしっかりとやってはいましたけど、トータル的なことを考えた中で、今日のメンバーというところになりました。パトが悪いとか状態が良くないとかではないんですけど、やっぱり自分たちがじゃあ、どういう風に守備する、攻撃するというところでの対セレッソ戦というところで、パトの活かし方というところが少し、まだトレーニングを見ていてちょっと難しいかなというところの判断で、フレッシュな選手でチャレンジすることにはしましたけど、その坂本に関しても、やっぱり結果を出さないと今、こうして使っている中で、またせっかく先発で出ている中で結果を出さない中で、パトやレアンドロやウェリントンといったそういった選手になってしまうというところもありますし、彼自身もまだまだこれから成長していかなければいけないところで、今日もまた課題が出たと思います。それを修正して成長に繋げて欲しいなとも思います。」

Q「レアンドロ選手でなくて坂本選手を起用した理由はなんだったのでしょうか？」
片野坂監督「坂本は若いです、1年目です。もちろん、経験はないし、ただ彼の持っているポテンシャルというところに今日のゲームで90分の中で、先発からチャレンジさせて、もしかしたらセレッソさん相手にも得点や守備のところの貢献というところでもやってくれるという、期待を込めてそのチョイスをしました。レアンドロも途中から今シーズンリーグ戦でも得点も取っていますし、やっぱりゴール前のところでは一彩よりもレアンドロの方がもちろん、いいものはあります。ただ、この90分のゲームで、自分たちが今、何にチャレンジしているかというところで、レアンドロや、ウェリントン、パトリックら外国人選手を含めて、もちろん他の選手もそうですけど、まだまだ自分たちが積み上げていかないといけない中で足りないものというものもあると思うので、それを今トライしているので、それが良くなればもちろん、レアンドロが先発ということも考えながら、やっぱり競争がないといけないと思っている中で、その競争に打ち勝つ選手の強さや強度や、クオリティというものを上げていかないといい結果にはつながらないんじゃないかなと感じています。」