ポヤトス監督「本当に残念に思っています。勝つ価値のあった試合だったと心の底から思っています。失点には特にコメントはないかなと思っていますが、後半は素晴らしい入りをしてくれました。選手がしっかりとリアクションを示してくれましたし、交代選手もそこから素晴らしい入りをしてくれました。引き分けという形に最後は持っていけたんですが、本当に心の底から勝つ価値があった試合だったかなと思っています。」

Q「同点ゴールを決めた食野選手は今シーズンなかなか、持ち味が出ない試合が続いていましたが、ポヤトス監督はどのようにアプローチしていたのでしょうか。そして今日のプレーをどのように感じられたのか教えてください。」
ポヤトス監督「（食野）亮太郎は日々の練習の中でも素晴らしいパフォーマンスをしてくれていると思います。彼に対してすごく満足していますし、やはり彼自身のサッカースタイル、ポジショニングをしっかりと取ったりというところで、今少しずつ良くなっていっている状況だと思います。本当に彼はガンバの顔の選手ですし、私にとって素晴らしい選手であることに変わりはありません。」

Q「今日の試合はMFが変わった部分が大きかったですが、石毛選手とか山本悠樹選手など、前半から中盤がすごくスムーズに見えたのですが、ポヤトス監督はその辺りの要因をどのように感じていますか。」
ポヤトス監督「この3人とも本当に素晴らしい試合をしてくれたと思います。ピッチの中でしっかりと話し合って調整もしてくれましたし、石毛選手に関しては背後の動き、そして切り替えのところもしっかりと彼の持っている能力を示してくれました。そして山本悠樹選手に関しては、僕自身がこのガンバ大阪に到着してから本当に素晴らしい才能と出会ったなと驚きをいつも与えてくれる選手です。そしてダワン選手も、いい道のりを歩んでいると思っています。シーズンの初日から今まで、彼はかなりいい状態になってきているんじゃないかと思っています。その中でもこの3人については励まし続けていきます。そして今5人の代表選手がいない状態ですが、その中でもどんな選手が抜けたとしても、同じパフォーマンスを表現できる、そういうところにガンバ大阪を持っていきたいと思います。」

Q「監督が今、おっしゃったように代表選手が5人抜けている中でも前半のボールの動かし方は出ていました。今日は勝てなかったですが、相手を圧倒する時間が長かったのは収穫かなと思いますが、そこについてはいかがでしょうか。」
ポヤトス監督「本当におっしゃる通り、本当に勝ちたいという気持ちを選手たちは表現してくれたと思います。ただ、このダービーでファン・サポーターの皆さんが勝ちたかったというのも理解しています。右SBの（福岡）将太に関しては髙尾選手が今週、ウイルス性の胃腸炎というアクシデントがありましたが、いつもと違うポジションのSBで出場してしっかりといいプレーで表現してくれましたし、（宇佐美）貴史、ジェバリといった選手もしっかりと気をつけながらこの怪我のプロセスも歩んでいかなければならないためラインナップにはいない状態でした。先ほども申し上げた通り、そのような選手がいなくても、いつも通り、このガンバのサッカーというものをしっかりと表現してくれたと思います。彼らに対しては満足していますし、しっかりとやってくれたという言葉を捧げたいと思っています。日に日にこのチームは前進して行っていると私は思っています。」

Q「重要な試合ということで挑んだダービーでしたが、ポヤトス監督にとって日本に来て最初の大阪ダービーはいかがでしたか。」
ポヤトス監督「本当に最高の環境でした。本当に美しいサッカーを感じられた瞬間でした。私はスペインという国から来て、このダービーも含めてなんですが、毎試合、毎試合、このグラウンドに来るファンのためにやっていますし、そこの中で全ての情熱とワクワク感を彼らに届けたいといつも思っています。その中での選手の戦う姿であったりとか、激しい攻防でしっかりと選手とファンがつながっていく、そうすればここで何かが起こるということがこの素晴らしいサッカーの醍醐味だと思います。」