ポヤトス監督「60分まではしっかりと2-0という形で進められ、得点差を離していけるかと思っていたんですが、やはりジャーメイン選手、ペイショット選手に苦しんだところがありました。やはり3点目をしっかりと決めきれていたらというところがあります。得点を入れられたところはエラーではないんですけれども、ちょっと運がなかったかなとも思っています。それ以降は相手がシュートを打った後のこぼれ球が再び相手にボールを渡ったりなど苦しみましたけれども、しっかりとそこを全員で耐えてくれたと思っています。1人、1人が役割を果たしてくれたなと思っています。この3ポイントを非常に嬉しく思いますし、最後の一森選手の素晴らしいアクション、ナイスセービングしてくれて良かったです。本当にこの3ポイントを嬉しく思っています。」

Q「これまでの試合とは違って流れの中でのゴールが今回決まったことも、収穫だと思うのですがいかがでしょうか。」
ポヤトス監督「そうですね。この流れからの得点を嬉しく思っていますし、前日のメディア対応でも言わさせていただいたんですけれども、この2試合、流れから得点がなかった、セットプレーからの得点だけだったというところは、特に心配してはいませんでした。新潟戦もそして、今日の前半、後半のところでも、しっかりとした決定機というのは作れていましたので、あとは決め切るだけかなというところを思ってました。あと後半にもう一点追加点を入れることができたと思いますし、その部分は心配していませんでした。我々の、ガンバのプレースタイルというところをファンの皆さまに、このパナソニックスタジアム吹田に来ていただいた方々に喜んでもらうと同時に、選手たちに喜びを持ってプレーしてもらうというところが自分自身の信条であるので、それが達成できていると今のところ思っています。」

Q「前半から即時奪回というか、ポヤトス監督がおっしゃった切り替えの速さがハマっていました。いい守備からのいい攻撃を更に高めていくのが今後の狙いなのか、それとも疲れて来た時に選手交代も必要になるかと思いますが、そこは人を変えて即時奪回をずっと保つのか、もしくは試合の中で落ち着かせる時間帯を作るとか、そういった戦いの幅も今後必要とされるところでしょうか。」
ポヤトス監督「この切り替えという部分は私たちの中ですごく重要な要素になっています。その部分で相手に時間を与えない、相手にオーガナイズさせないというところ、ガンバを相手にすると難しいという状態に常に持って行きたいというところがあります。この切り替えも含めてフィジカル的な要素をすごく要求されるんですけれども、そこも含めてチームと共に進んでいきたいと思っています。本当に今日は3点目をしっかりと決めていたら、相手にダメージを与えて、試合も終わらせられていたかなと思っています。流れの中でやはり切り替えも含めてそれを全て出来ない時がありますので、そういう時にはしっかりとコンパクトにして押し出していく戦い方もあるんですが、やはりその待ち構える状態を作りたくないという思いはあります。また、相手もしっかりとその部分の対策してくると思いますので、今後も自分達の形で長い時間続けられるように選手と共にやっていきたいと思っています。昨シーズンはこの待ちの形ではなく、自分たちから押し出していくっていうアイディアを落とし込むのはなかなか難しかったんですけれども、今シーズンはいい習慣、いい形で進んでいると自身の中で思っていますし、もちろんこのまま続けていきたいと思っています。」

Q「ここまでスタートが好調に行けているのは、フィジカル面とか戦術の浸透だとポヤトス監督はおっしゃいましたが、一番の要因をどう感じていますか。」
ポヤトス監督「昨シーズン、チームと共にたくさんここで苦しみました。たくさんの問題もあったかもしれませんが、メンタル的にすごく逞しくなったのではないかなとも思っています。そのメンタルの成長というのが、まだこの3試合で判断するのは早いんですけれども、それが見えているのかなと。悪い時というのは言い訳を探してしまうんですけれども、もちろんその中にも運、不運というのも試合の中にはありますし、決めきる、決めきれないっていう時ももちろんあります。ですので、このフットボールをしっかりと続けていく、全員で続けていくというところが大事なのかなと思っています。次の試合をしっかりと考えていきたいです。」