平素よりファン・サポーター、パートナー、ホームタウン、そしてガンバ大阪に関わる全ての皆様より、温かいご支援・ご声援を賜り感謝申し上げます。
さて、私、小野忠史はこの度ガンバ大阪の代表取締役社長を退任することとなりました。社長在任中に支えていただきました皆様へ心より御礼を申し上げます

2020年の社長着任時にコロナ禍に見舞われ、大変苦しい状況に陥りましたが、その間も多くの皆様よりご支援を頂いた事に、改めて感謝を申し上げる次第です。2021年にはクラブ創立30周年を迎え、これを機にクラブ創りの軸となる「ブランドコンセプト」を発表し、エンブレムの変更などリブランディングを行いました。ガンバ大阪らしいフットボールを創るため、クラブの目指す姿を明確に定めました。

迎えた今シーズンはより強固にガンバ大阪のフットボールを構築するため、フットボール本部を設立し、大幅な戦力補強を行い、常勝ガンバの足掛かりとすべく7位を目標に戦いました。タイトル獲得から離れていた9年間は、ガンバ大阪のフットボール構築を模索し続け、チーム成績も振るわないシーズンが多く、応援いただいている皆様にはご心配をおかけし、大変申し訳なく思っております。しかしながら良いクラブ創りが良いチーム創りに繋がると信じて、アカデミーの充実や海外戦略の推進、人財育成などクラブの土台作りを進めてきたことが、今シーズンの天皇杯準優勝、来期のＡＣＬ出場の可能性、ユースの全国大会連覇、リーグ戦歴代最多来場者数など大きな成果に繋がり、皆様と喜びを分かち合えたことが、私にとっても何よりも大きな喜びとなりました。

社長としての任期は終えますが、当面は顧問として水谷社長を支えていく予定です。パナスタ全体から伝わる熱狂的で一体感に溢れた応援を初めてみた時の感動は今でも昨日のように鮮明に覚えており、一気にサッカーに魅了されました。ガンバ大阪らしい魅力的なサッカーを創る道程は簡単なものではありませんが、兆しが見える所には立てたかと思います。

改めまして、これまでのご支援・ご声援、誠にありがとうございました。
ガンバ大阪はブランドコンセプトの実現に向け、クラブ一丸となって取り組んで参ります。
引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。

株式会社ガンバ大阪
代表取締役社長　小野 忠史