片野坂監督「ルヴァンカップは我々はここまで1分け2敗で、勝点1しか取れていなくて、今日のゲームは何としても勝ちたいゲームでした。ホームでルヴァンカップの1勝を挙げることができて、まずはホッとしています。その状況はお互いに同じで、大分さんもやっぱり勝ちたい状況だったと思います。そして大分さんがリーグ戦で徳島相手に勝って、そしてメンバーはやっぱり中2日なので若干変えてくるだろうという予測の中で、ただルヴァンカップの試合を見ていると3バックもやっている、そしてリーグ戦では4バックもやっている。メンバーを見た時もどういう戦い方で我々に対して臨んでくるのかな、というところで、我々は3-4-3でも4-4-2でもどちらも準備するような形で選手に伝えて、今日のゲームを戦いました。本当に久しぶりに出る選手も多く、90分しっかりと戦術の中でトライしてくれましたし、勝利という結果を掴み取ってくれたこと、本当にこのゲームは大事だったと思いますし、今日出たメンバーを含めて次につながるゲームになったなと思います。」

Q「メンバーをガラっと入れ替えた中で片野坂監督がどういうことを選手も求めたのかという点と、何か新しい発見があったら教えてください。」
片野坂監督「試合を見ていただいてどういう風に皆さんが感じたか分からないですけど、我々はリーグ戦同様、やっぱりアグレッシブに攻守に渡って戦えるようにしたいと思いましたし、このルヴァンカップもこういうメンバーでやったとしてもまたリーグ戦につながるゲームをしたいですし、リーグ戦でも自分は戦えるぞ、というものを選手にアピールしてほしいというところで、アグレッシブにチャレンジして欲しいというところを伝えました。久しぶりに出たり、またディエゴ（クォン ギョンウォン）は公式戦が初めてだったので、彼が多分公式戦で試合をするのは5ヶ月ぶりぐらいということを言っていたので、ガンバに加入して、また韓国代表の活動もありましたけど、積み上げてきて、トレーニングに入ってきてなんとかゲームができる状態になったので、ちょっとスタートからチャレンジしてみようと思いました。90分間よく戦ってくれましたし、そういう中で彼の左足のフィードを含めて、空中戦を含めてよくプレーしてくれたと思います。そういうところでは期待している選手の一人でもありますし、今後もリーグ戦に絡んで欲しいなと。特に特徴がある選手なので、そういう活かし方をできればと思います。あとは、若い選手もすごく躍動していましたし、レアンドロ（ペレイラ）も45分プレーすることができて、その良さというか、ゲームの中に入ってなんとかチームに貢献してくれたこと。やっぱり、そういう戦力を今後、リーグ戦で充実させていくこと、層を厚くしていくこというのは凄く大事だと思うので、そういうゲームを今日してくれたということは私にとっても非常に嬉しいことですし、また次の連戦になる湘南戦に向けて、色々な準備ができるなというところを感じています。」

Q「ここまでの公式戦12試合全てで得点を取っていることについてはどのように考えていらっしゃいますか。」
片野坂監督「はい、素晴らしいことだと思います。やっぱり得点を取らないと勝点3は取れないですし、そして得点の取り方というものが、リードされて最後にパワープレーで取っていることもあります。ただ、それは我々の強みでもありますし、それを活かせる選手がいるので、そこはやっぱりその強みを使って（得点を）取るということは大事だと思います。それで勝点が取れるわけなので、難しいことばかりするのがサッカーではないと思いますし、やっぱりこの戦いを勝ち上がっていかないといけない、結果を求めていかないといけない状況の中では、色んなことをやりながら、この得点を取るということを継続して行きたいですし、リーグ戦でも繋がるゲームを今日やってくれましたし、またそういう状況によって使い分けられるような形にしたいと思います。あと今日は失点がなかったので、失点ゼロというのは久しぶりだったんですよね。リーグ戦も失点が続いていましたし、ルヴァンカップも鹿島戦で4点、そのうちセットプレーが3点というところで、非常に嫌な失点というかもったいない失点というか、そういうのが続いていたのが、今日ゼロで終えたことというのもまた、選手にとっても自信に繋がっていくんじゃないかなと感じています。」
 
Q「藤春選手は先制ゴールも決めて、90分間出場しましたが、評価について聞かせてください。」
片野坂監督「非常に左サイドでハードワークもできますし、スピードのある選手で、本当にもうリーグ戦でも出られるレベルだと僕は感じていて、今はリーグ戦で使われることが多いのは黒川ですけど、いい競争が生まれるんじゃないかなという期待もありますし、またこれで黒川も刺激になって、藤春とともに左サイドで躍動して欲しいなと思います。そして得点、また左サイドの攻撃というところでもすごく活性化してくれて、非常にいい悩みができたなと思いますし、藤春もすごく経験がある中でもトレーニングでもすごく集中してチームのためにやってくれているので、なんとかまたリーグにも絡めるような形でチームのために貢献して欲しいなという思いがあります。」