ポヤトス監督「全体的に良かったんじゃないかなと思っていますが、本当に結果については全然満足できる結果にはならなかったと思っています。順番にいくと、いい立ち上がりをすることが出来た中で、点を取ることができ、その後、前半が終わるまでのところで自分たちがリラックスしてしまった瞬間があったんじゃないかと思っています。そこのところは自分自身もしっかりと批判したいですし、そこの締め方というのは、もう一度しっかりと見直す必要があると思っています。ただ後半はもう一度いい入り方が出来、チームとしてもいいプレーをすることが出来て、おそらく20本近いシュートを打った中で、約5回ほどのポストに当たるシーンもありましたし、その中でダイナミックなボールの動かし方もあったと思います。この試合で3ポイント取れなかったことは本当に残念に思いますし、ただ自分たちが次に勝利を取るために、出来ることだけに集中して次の試合に向けてやっていきたいと思います。」

Q「ポヤトス監督の話にもありますが、勝てなかった要素として2点目が取れなかったことなのか、追いつかれてしまったことのか、どちらを重く受け止めていますか。」
ポヤトス監督「自分たちができることをやったんじゃないかなと思っていますし、相手の得点のCKの1本のところと、いくつか数本だけあったチャンスぐらいじゃないかなと思っていて、後半のところでいうとほぼほぼ、チャンスというチャンスはなかったんじゃないかなと思っています。なので、ここで言えることは決定力というところが自分たちに足りていなかったというところ、90分を通じて自分たちが上回る内容は出来ていたんじゃかなと思っています。」

Q「宇佐美選手をスタメンに戻してゴールという結果も生まれましたが、これまで調子が良かった石毛選手はベンチにもいませんでした。宇佐美選手をスタメンで使った理由と石毛選手について教えてください。」
ポヤトス監督「2つ目の方から答えさせて頂くと、石毛に関しては今日の朝、腹痛を訴えてきたのでどうしてもメンバーから外さないといけない状態になりました。1問目の宇佐美ですが、横浜FCさんの分析をしている中でこういった（相手が）後ろに沈むこむという展開というのは予想出来ていたので、狭いスペースの中で彼の俊敏性であったり、彼の良さが生きるんじゃないかなと思って彼をスタメンで使いました。見ていただいたようにチャンスを作りながらもゴールをしっかりと今日は取ってくれたと思います。」

Q「ポヤトス監督の長い指導者人生でも、これだけポストやバーにシュートが当たる試合もなかったのかと思いますが、こういった決定機を作った中で、決定力が欠けていたというか、そこを高めるために今後何か出来ることはあるのでしょうか。」
ポヤトス監督「そうですね、実際の試合のリアルな状況を作り出すのは本当に練習の中では難しいと自分自身は思っていて、というのも実際のこういった試合の中では試合のテンションがあったり、ファンの皆さんが作り出す雰囲気があったり、勝点のポイントがあったり、後は実際に試合の中での得点差があったりとかという状況の中でそれを実際の練習の中で本当の同じ状況を作り出す、その緊張感を作り出すのは難しいことだと自分自身は思っています。例えば、トレーニングでは外しても何も起こらないないですし、逆にゴールを決めても何も起こらないという状況があると思います。でも出来る限り、自分たちはこういった状況の中で決められるように、練習の中からこの状況を作り出してトレーニングして、トレーニングして良くしていくしかないと思っています。」

Q「結果には満足されていないと思いますが、後半にカードとして投入された山見選手や髙尾選手が勢いをつけたように思いますが、そこは次の試合に向けてのポジティブな要因だと思うのですが、いかがですか。」
ポヤトス監督「おっしゃった通りかなと思います。結果には満足していないというのは先ほどの通りだと思いますが、自分の仕事としては選手たちが理解できるように、そして週末の試合にいい状態で迎えられるようにベストな情報を送るというのが1週間の中でやるべき仕事だと自分自身は思っています。その中で今日は良い展開を作ることが出来たんじゃないかなと思います。もちろん、いくつかの試合ではそういったいい状況を作り出すことが出来なかった試合ももちろんあったと思います。もちろん今年のガンバで言うと選手の入れ替わりがあったり、監督の交代があったり、そのスタイルの変化は別に以前と比較するつもりは全くないんですが、スタイルの変化というところがあって、そういった変化のところが、この前も取材で言わせていただいたんですが、ポジティブに動いているところがたくさんあると思います。なので、もしこれが良い試合ができていなければ自分自身、すごく心配をしないといけないと思うのですが、内容のところでは良い試合ができているので、今やっているサッカーというのを信じながら、前に歩みながら続けていかないといけないと自分自身は思っています。」