宮本監督 「まずリーグ戦、アウェイでの初勝利は非常に喜ばしく思います。前半に関しては少し難しい時間帯が続いていました。相手にボールを持たれる時間が長くて、少し守備面で相手のボールに対するアプローチが遅くなって少し後手に回った印象もあり、また0-1というところで、後半は少しシステムを変えて臨みました。という中で選手も本来持っているコンビネーションとか、距離感の感覚を思い出し、いいボールの動かし方もあったと思いますし、そういうところを生かしながら、相手ゴールに迫れた、またシュート数も多くなったというところは非常に収穫だったかなと思います。
なおかつ、ああやってチームが逆転勝ちしたことは非常に大きな勝利だったと思います。ただ、また試合は続きますし、順位も変わっていないですし、一つ一つの試合をこれからもモノにしていきたいと思います。」

Q「ファン ウィジョ選手がアジア大会と韓国代表の試合を終えて帰ってきましたが、成長した部分や今日の2点目について、宮本監督から見られて大きくなったと感じるところはどうでしょうか。」

宮本監督「より効率的なプレーというか点に直結するような場所でのプレーが増えたと思いますし、もちろん守備面の頑張りとかも今日もありましたけど、攻撃面でどこでボールを受けるのかとか、
ペナルティエリア付近でどこで足を振るのかというところに関して少し速くなったなという印象はあります。」

Q「83分に今野選手を交代させましたが、その直前に遠藤選手にボードで指示を出されていました。遠藤選手でなく、今野選手を交代させたのは遠藤選手を交代させると攻めの意識が下がって引いてしまうことが懸念だったでしょうか？

宮本監督「自分たちのボールになった時の落ち着きによって、時間を稼ぐというところもありましたし、遠藤が残ることによって。後は、少し遠藤がその前のプレーで、相手GKがボールを持って、相手がつなごうというシーンで、前にプレッシャーをかけて入れ替えられるというシーンがあったので、そこを少し我慢しようと。ヤンをいれてそこでコントロールするようにという指示でした。」

Q「後半は無失点で抑えたのは選手にとっても自信になると思いますが、一番良かった要因を監督はどうお考えですか。」

宮本監督「相手のポゼッションというかボールの動かし方に対しての皆のスムーズなスライドであったり、コンパクトネスというか、狭く守れてセカンドボールを拾ったりとかいうことができて、プラス拾ったボールをサイドの空いているところに持ち込めたというところで、
後半の流れがよくなったかなと思います。まあ、３バックで何試合かやっていますけど、選手たちが元々持っている４バックというか、４−４−２であったり、４−２−３−１の形がスムーズに出たと思います。」