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2025.12.1[チーム]
[ WE ARE GAMBA OSAKA 2025 ]MF13 安部 柊斗
昨年の戦いを通して、チームのキーワードになった『熱量』。
それらを漲らせた戦いの数々は、勝ちへの執着として表現され、スタジアムの熱狂を生んだ。
今シーズンのWE ARE GAMBA OSAKAは、その『熱量』の裏で、選手それぞれが宿すスピリットにスポットをあてる。彼らの魂は、熱意、勇気、決意は、どんな力を今シーズンのチームに与えてくれるのだろうか。
どんな時も一番近くで寄り添ってくれる家族や、熱く応援してくれるファン・サポーターに『プレー』で恩返しをする。
いつもその想いが、安部柊斗を戦わせ、ゴールへと向かわせてきた。
「8月に子供が生まれて、より一層、家族のためにという思いは強くなったし、応援してくれるサポーターの皆さんの想いに応える方法はピッチでのプレーでしかない。サッカーなのでそれが全て結果に結びつくとは限らないですが、ピッチに立つ限りは、1分たりともその思いを切らしてはいけないと思っています」
初めて、「たくさんの人に応援される選手になりたい」という気持ちを宿したのはFC東京アカデミーに所属していた中学生の時。味の素スタジアムでトップチームの試合を見るたびに耳に届いた大歓声は『プロサッカー選手』への憧れをより強くした。
「当時はスタンドから『あの声援のもとでプレーする選手はどんな気持ちなんだろう』ってことをいつも想像しながら試合を見ていました。と同時に、点が入った瞬間にスタジアム全体がものすごく盛り上がるのを見るたびに『僕も、こういう場所で点を取れる選手になりたい』と思った記憶があります。だからこそ、プロになってそのピッチに立ってプレーできるのが何よりも嬉しかったし、応援してくれる人たちを喜ばせたい、勝って一緒に喜びを分かち合いたいという気持ちがより強くなった。応援してくれる一人一人に感謝の気持ちを直接伝える機会はなかなかないですけど、だからこそ、ピッチで、勝利のために全力を尽くすことで恩返しをしたい、いつもそう思っています」
今年5月、ガンバ大阪への加入が発表されて以降もそれは変わっていない。むしろ、パナソニックスタジアム吹田のピッチに立つたびに、その思いは大きくなるばかりだ。
「パナスタは日本一のスタジアム。スタジアムの臨場感、サポーターの熱さ、試合の時に漂う空気を含めて、マジで最高です。これまでも試合に入場する時、プレーが途切れている時、ドリンクを飲みに行った時に、スタンドを見て力をもらうことは何度もあったし、声が耳に届いて『よし、やるぞ』と思うこともありました。まだ半年しかプレーしていないのにすっかり気持ちを奪われています」
移籍後初ゴールを決めたJ1リーグ第29節・浦和レッズ戦でうねりをあげたスタンドや、第32節・アルビレックス新潟戦で逆転ゴールを決めた瞬間の熱狂も脳裏に焼きついているという。
「それまでに2度、レッドカードを受けて退場してチームに迷惑をかけてしまった流れもあった中でのパナスタでの初ゴールは、自分にとって特別な瞬間でした。また、新潟戦でのゴールは2度、リードを奪われる展開からの逆転ゴールだったのもあって『やっとチームを助けるゴールを決められた』という思いも強く、あの試合で初めて本当の意味でガンバの一員になれた気がしました。ガンバに来て初めて応援してくださる皆さんに恩返しができたという気持ちになれた試合としても印象に残っています」
もっとも、それらも序章に過ぎない。
「この終盤戦、1つでも上の順位でフィニッシュするために全試合に勝つことを合言葉にやってきたからこそ、最後までしぶとく、勝利にこだわって戦いたい。どんな結果で締めくくれるかは間違いなく来シーズンの戦いに影響を与える。最後までみんなでチームの成長を求め続けたいし、ファン・サポーターの皆さんの来シーズンへの期待を膨らませられるような戦いをしたいと思っています」
熱く、強く、前へ。ガンバ・安部柊斗の伝説は、ここからさらに熱を帯びていく。
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高村美砂●文 text by Takamura Misa
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